40歳をすぎたあなたが結婚をつかむための17か条 超実践編

40歳をすぎたあなたが
結婚をつかむための17か条 超実践編


第7回(2021.09.06)

四十路女よ、レジリエンスを高めよ!

 TOKYO2020パラリンピックを見ながらこの原稿を書いています。障害をものともせず自らの限界に挑む姿を見て、勇気をもらった人も多いことでしょう。私も、自分がいかに甘ったれた日々を送っているかに改めて気づかされ、猛省しています。

 パラリンピアンたちは、レジリエンスを体現していると言われます。レジリエンスとは、回復力、逆境力などと訳されますが、ちょっとやそっとのことでは折れない強い心、折れかかったとしてもそれを糧にできるしなやかな心のことを指します。
 障害があっても、その現実に負けることなく、まさに逆境を乗り越えて活躍する彼らのレジリエンスたるや、とてつもなく強靭です。爪の垢を煎じて飲ませていただきたいものです。

 40歳を超えて結婚できていないことは、決して恥ずることではありません。しかし、今に至る道のりで、あなたもさまざまな傷を負ってきたことでしょう。その傷は、じわじわとあなたの前向きな気持ちを奪っているかもしれません。崖っぷちに立たされ、あきらめの境地に片足を突っ込んでいる人もいるかもしれませんね。心の聖火も消えかけているでしょうか。
 しかし、あきらめてはいけないという精神をパラリンピアンから学んだ今こそ、声高らかに叫びたいと思います。

 四十路女たちよ、レジリエンスを高めよ!

 レジリエンスを高めるのにはいくつか方法がありますが、中でも「私はできる!」という自己効力感が重要と言われています。自己効力感は、4つの要素を強化することによって高まるとされています。
 ひとつめは、直接的体験。自分自身の成功体験、失敗体験から学ぶということです。あなたもこれまで、さまざまな恋愛を体験してきたことでしょう。うまくいったことはどんなことですか。失敗から学んだことはなんでしょうか。失敗を重ねると人は臆病になるものですが、かのエジソンはこう言っています。
「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」
 あなたの過去の失恋体験は失敗ではありません。うまくいかなかった方法です。ならば違う方法を試せばいい。それだけのことです。

 ふたつめは、代理的体験。人の成功体験を見て真似せよ、ということです。40歳を過ぎて結婚をつかんだ友人はいますか? あるいは、若くして結婚して幸せな家庭を築いている友人はどんな方法で結婚をつかんだのでしょう? 「あの人は運がいいんだ」とか、「勝ち組のあの人は私とは違うんだ」などと、その人と比較して自分を卑下していませんか? また、うまくいっている人を見て嫉妬し、その人との交流を絶つようなことをしていないでしょうか。だとしたら、喝! です。あなたは、失敗する方法を取ってきてしまっただけですから、その人たちにせっせせっせとどうしてうまくいったのかをインタビューして真似るのです。何事も、うまくいっている人に学ぶのがいちばんです。

 3つめは、言語的説得。人に励ましてもらう、あるいは自分で自分を言葉で説得するということ。こんなに愛される理由があるのだから大丈夫、と自分を励ます言葉を人にもらったり自分にかけてあげたりするのです。
 車いすテニスの国枝慎吾選手は、ラケットに「俺は最強だ」と書き、自らを鼓舞しています。人に言ってもらう機会がなくても、自分で自分に言葉をかけることならいつでもできます。さあ、国枝選手のように、自分を励ましましょう。

 そして4つめは、情緒的喚起。何らかの力を借りて気分を高めましょうということ。
 私の母は、私が大学入学と同時にひとり暮らしを始める際、なぜか新婚家庭のような家財道具を揃えてくれました。夫婦茶碗に夫婦箸、布団は二組、ティーカップは来客を考えて5客……。いつ結婚してもいいように、ということだったのかもしれませんが、確かに、私の部屋にはしょっちゅう人が集まってきていました。人を受け入れる準備が整っていたからでしょう。
 準備が整ったときに、チャンスはやってくると言います。いつでも結婚生活に入れる準備をしておくのは、結構大事なことなのでしょう。

 人間には無限の可能性があります。あなたも例外ではありません。さあ、今日から自己効力感を強化して、レジリエンスを高めましょう。決してあきらめず、あらゆる方法を試して、結婚という金メダルを獲得しましょう!

 

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 桜野かほり(さくらの・かほり)
1966年生まれ。心理カウンセラー。ビジネスシーンを中心にこれまで8万5千人のメンタルケアを行ってきた。ペットのうさぎに癒されながら、難関資格取得を目指す夫のサポートをゆるゆる実践中。「あげまん道」を究めるのが次なる目標。