40歳をすぎたあなたが結婚をつかむための17か条 超実践編
40歳をすぎたあなたが
結婚をつかむための17か条 超実践編
第14回(2025.5.7)
本当に必要なのは、モテテクより自己肯定感
はっきり言っておきます。若さもかわいげも武器にできない年齢に差しかかったら、頼るべきは“自分を愛する力”です。
自分を愛せない女になど、誰も近づきたがらないからです。
「どうせ私なんて」と心のどこかでつぶやいている人は、自分でも気づかないうちにネガティブオーラを出しています。人は、「雰囲気」で人を無意識に見分けているものです。
では、素敵な人に出会い、距離を近づけるためにどうすればいいか。
私のおすすめ、「ほめ日記」を書くことです。
私自身、これを実践して、結婚をつかみました。
「ほめ日記」とは、寝る前に書く日記。
反省などはいっさい書かず、一日を振り返り、よかったこと、楽しかったこと、がんばったこと、いつも通りやったことなど、普通のこと~ポジティブなことだけを書きます。
たとえば、
「今日もちゃんと仕事に行った」
「疲れていたけど、ごはんを作った」
「髪がツヤツヤだった」
こんなふうに、箇条書きでいいのです。
誰にも気づかれない小さな努力を、自分で見つけて認めてあげる。そんな日記です。
最初はなかなか書けないかもしれません。だって、今まであなたは、自分のことをダメだと思い、反省ばかりしてきたからです。自分をほめる習慣がなかったからです。
でも、だまされたと思って続けてみてください。
3か月も経つと、「意外と私の人生にはいいことが起きている」「私ってなんかいいかも」と思えるようになっています。
それは、自分の毎日を適切な目で見られるようになったからであり、自己肯定感が上がった証拠でもあります。
私自身、「ほめ日記」を書き続けて3か月後に夫に出会い、結婚に至りました。それまでの私は自己肯定感が低く、「こんなんじゃダメだ」と自分を卑下し、自分を鞭打ちながら暮らしていたのです。おそらく、負のオーラを放っていたと、今振り返ると思います。
でも、自分をほめるようになって、明るく軽いオーラを放つようになったと自分自身で感じています。だからこそ、そのオーラに見合った人と出会ったのです。
マッチングアプリでは、条件を入力し、誰かと出会います。
でも結婚は、条件と条件のマッチングではありません。
人と人が、一緒に生きていこうと決める行為です。
そもそも、条件が合う人とうまくいくとは限りません。
条件などで人を見ず、自分の条件を高めることに必死にならず、
自分を愛してあげましょう。
自分に無関心な人は、他人からも大切にされません。
自分を大事にしている人は、自然とその魅力がにじみ出ます。
だから、人から大事にされるのです。
友人たちが次々に家庭を築き、自分だけ取り残されたように感じることもあるでしょう。
でも、それは、自分とちゃんと向き合うスタート地点なのです。
若いころのように、誰かにかわいがられるのを待つのはやめましょう。
これからは、自分を愛し、自分を育て、自分に見合う人を自分で選び取っていく。
そんな生き方を始めませんか?
「ほめ日記」は、その第一歩になります。
お金も時間もかかりません。必要なのは、ノートとペンと、ちょっとの時間。
さあ、今夜から始めましょう。
あなたのことをいちばんわかっているのは、あなた自身です。
あなたを、いちばん認めてあげられるのも、あなた自身です。
それが自然にできるようになったとき、あなたは“愛される人”に変わっています。
桜野かほり(さくらの・かほり)
1966年生まれ。心理カウンセラー。ビジネスシーンを中心にこれまで8万5千人のメンタルケアを行ってきた。ペットのうさぎに癒されながら、難関資格取得を目指す夫のサポートをゆるゆる実践中。「あげまん道」を究めるのが次なる目標。