書 籍

方丈社書籍

アメリカの崩壊

山中 泉 著
四六判並製 400頁
定価:1,500円+税
ISBN:978-4-9089251-91-7

 

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“向こう側”から見た
引き裂かれたアメリカの真実


アメリカは病んでいる。歴史上、最も死に近づいている。
米国の根幹をなしていたはずの「自由と正義の死」が、目前に迫っている。
トランプを破り、勝ち取ったはずのバイデン政権は、民主党支持者からさえその正統性を疑う声が上がり、各州では草の根の市民たちが自腹で選挙の監査を続けている。

最も惨めなアメリカの敗北と呼ばれ、すべてのアメリカ人が怒りに震えた8月末のアフガンからの撤退失敗。作戦の無様さのみならず、水面下で進んでいた密約の話も暴露され、嘘で塗り固められた政権の実像が姿を現した。

世界的な原油高、そして米国で突出するインフレ。原因は「コロナ後の景気回復」などではない。「気候変動」のためと称し、米国自身が原油の採掘をストップし、パイプラインを止め、さらに高額の失業保険を垂れ流したために、誰も働かなくなったからだ。世界の苦しみの原因の一つは、アメリカの政策が生んでいる。

国境の壁建設停止による不法移民の激増は、深刻な人身売買、薬物ギャングを大量に受け入れる結果となった。完全なる失政である。
驚くほど低い支持率のもと、ワクチン義務化への反発は激化するだろう。
狂気に近いポリコレで小学生たちが洗脳され、新たな性犯罪も多発するようになった。子どもを愛し、秩序を求める親たちは真実を知り、怒り、行動を始めた。

Youtubeを始め、SNSも検閲され、ワクチンの安全性への疑問や、選挙不正への疑いは「BAN」され、最初から存在しないものとされている。
「議論の自由」も「衆知を集めて検討しようとする民主主義」もそこにはない。
完全に全体主義国家の手法だ。
アメリカはますます分断され、矛盾に満ち、弱くなっている。
そして今、間違いなく「最期」に向かいつつある……。

本書は、主要メディアからはまったくわからないアメリカのリアルを、在米35年の日本人経営者が、生活者目線から伝える渾身のリポートをまとめた1冊。
フェアで自由で、明るくチャレンジする“佳きアメリカ”を愛する著者が、正義を求める草の根の人たちの声や行動も拾い上げている。
「新しい希望」はそこにあるのか? それを見つける旅は、シカゴから始まる。

 

 

■ 目次

まえがき

民主党はあなたのお祖父さんが知っている民主党ではない
日本のマスコミからは、永遠に「アメリカの現実」は伝わらない
トランプについて、どう思っているか
日本の検閲社会も、すでに相当深刻
空手道場で指導しながら教えられたアメリカの良さを信じて
アメリカの活力あるジャーナリズムは衰退し、プロパガンダ機関に堕ちた
バイデン政権で、アメリカは確実に崩壊に近づいた
自由も民主主義もなし、国民の生活がどんどん壊されていく

1章 バイデン・史上最低の大統領
アメリカを壊す者たちの正体


何もしてこなかった風見鶏政治家、ジョー・バイデン大統領
アメリカ人は、弱いリーダーを認めない
バイデン大統領は「民主党中道派」ではなく、堂々たる左派
バイデンの息子、ハンターの深い闇「地獄からのラップトップ」
バイデン政権、隠しきれない矛盾と異常
「不法入国者1人に5000万円の賠償金を支払う」件についての食い違い
アフガニスタン陥落の際に起きていたバイデン と各省の発言不一致
バイデンの認知症状をすべて晒してしまった「レッツ・ゴー・ブランドン」
バイデン政権の背後にいる〝グローバリスト〞勢力とは?
大都市部で激増する犯罪
警察予算のカット(Defund the Police)
警察官へのワクチン強制義務化による弊害
なぜ、犯罪者が優遇されなければいけないのか? ── 民主党地方検事の影
シカゴの治安悪化の現状
中間選挙を占う、ヴァージニア州知事選の今後の影響とは?
両親たちを敵に回したバイデン民主党
トランスジェンダー女子生徒による、女子トイレでの女子高生レイプ事件
トランプを叩こうとして、自ら失点した民主党
共和党に誕生した新しい女性リーダー
メキシコ国境開放の裏で行われている極めて残虐な犯罪
チャイルド・ポルノの凄惨 ── 子供一人に年間3000万円稼がせる悪魔たち
ニューヨークは、市民権のない移民80万人に投票権を認め始めた

2章 アメリカが歴史上最も弱くなった日
アフガン敗戦という衝撃的屈辱の深層にあったもの


アフガニスタン敗戦は、米国史上最悪の屈辱
バイデンの決断を歪めた、信じがたいほどの「嘘と虚栄心」
アフガン敗戦は、バイデン政権の終わりの始まり
バイデンには、グランド・ゼロに足を踏み入れる資格なし
バイデン政権は「国際協調主義だから安心」は真っ赤なウソ
「悪いのはトランプ」と責任転嫁する大統領に、呆れ始めたメディア
「自国民と味方」を見捨てる政権への強い憤り
米国政府の対応への同盟国の怒り
バイデン撤退作戦の大誤算、欧州首脳は不信と裏切りと断定
バイデン政権の失敗で利益を得たのは誰か?
最要衝であるバグラム空軍基地を、なぜ7月5日に閉鎖したのか?
元英国首相ブレアは、今回のアフガン撤退は〝知的障害者〞なみと発言
我々はタリバンに負けたのではない。アメリカが自分で負けたのだ
大失敗の撤退を〝並外れた成功〞とは? 正常と思えない言動は続く
バイデンは前アフガン大統領・ガーニに「嘘を言ってくれ」と要請していた
バグラム空軍基地をめぐる情報錯綜──嘘を言っているのは誰だ?
ゴールドスター・ファミリーの痛憤

3章 「バイデン・インフレ」に怒り爆発
民主党の環境原理主義政策(グリーン・ニューディール)が、世界経済を危機に陥れる


1980年の初渡米以来、初めて経験する過激なインフレ、その行方は?
バイデンが就任当日、大統領令にサインした瞬間に世界インフレは始まった
生活破壊による米国民の苦難は無視、民主党内の調整が優先される異常
スカイハイ・インフレの恐怖に怯えるアメリカ市民
嘘つきバイデンの面目躍如──迫りくる超増税時代
米東西沿岸の港に大量のコンテナ船と積荷が溜まって物流が麻痺
「バイデンのせいで商品棚が空っぽ」という国民の怒りの声
人手不足で求人は高いのに、離職者がさらに増える不思議
なぜ、これほどまでにトラック運転者が足りないのか?
カナダのトラック野郎が首都オタワに集結
中小企業経営者を苦しめる人手不足
「働かざる者食うべからず」ではなく、「働かないほうが収入が多い」異常
米国のユニオンが持つ、強力な排他的特権と影響力
「民主党」と「ユニオン」の関係は、利害を共有する根深い共依存
集票のために組合を優先するバイデンが、港湾の近代化を邪魔していた
バイデン政権のワクチン義務化で飛行機も飛ばなくなる

4章 コロナが奪った、アメリカの自由
SNSで進む検閲、粛清による分断統治──全体主義社会への道


ナオミ・ウルフの恐るべき予言
ジョー・ローガン対キャンセル・カルチャー
ネット上の検閲 ── ビッグテックの暴走を止めるのは誰だ?
ワクチン・パスポートという悪夢──さらば、ニューヨーク
ワクチン接種で死亡者数40%増! 衝撃の事実
ワクチン強制義務化は、バイデンによる未接種者への戦争
結論=厳格なコロナ対策を実施した民主党州ほど結果が悪い
2021年「聖なるファウチ博士」が「堕ちたファウチ博士」になった理由
「ファウチ→ダスザック→武漢」の怪しい流れ
「自分こそが科学」と言い切るファウチの驕り
なぜ、ワクチン以外の治療法は排除されてきたのか?
「反ワクチンは陰謀論」と叫ぶ人が仕掛ける本当の陰謀
日本人による優れた知見をもっと知ってほしい
明らかになってきた「コロナワクチンの不都合な真実」
CDCはワクチン接種者の74%が再感染していたと発表
欧州で進む、過激なワクチン差別
日銭10億円! ファイザーら3社の、巨額ワクチン収益
いつまでマスク生活を続けるつもりですか? ── 洗脳されやすい日本人が心配
「悪いニュースほどよく売れる」──マスコミは、たんなるオオカミ少年
ショック! マスク育児によってIQ値の低い子が育つという研究
エリック・クラプトンもワクチン義務化に反対
アフターコロナ、アメリカ人は必ず闘う。日本人はどうするのか?
「フリーダム・コンボイ」を弾圧するトルドーとビッグテック

5章 「アメリカの終わり」から始まる再生への旅
2020年の大統領選挙不正と「1・6議事堂騒乱事件」の真相


「アメリカ」の終わった日
選挙不正は存在したか? 答えは、YES!
不正選挙を追及する公聴会で見た「素晴らしきアメリカ」
アメリカを取り戻すためにクリアすべき3つのケジメ
2020年大統領選挙の監査(audit)と次期中間選挙における不正防止の動き
「宣誓供述書の提出者3000人」の重み
メディアは「不正なし」と報じるが、半数以上の米国民が信じない理由は?
すべては選挙前から周到に準備されていた
アリゾナ州マリコパ郡における監査結果
重大な「不正」の疑いがある票5万7734票を確認
米国のメディアは、今もなお事実を報じない
2021年1月6日、上院下院合同会議事件の真実
あのとき、あそこで何が起きていたのか?
「1・6議事堂騒乱事件」はアメリカ分断を煽るためにでっちあげられた?
BLMの暴動は咎められず、議事堂進入だけが非難されるのは正しくない
「アメリカ版・文化大革命」進行中
大統領選挙の不正に対し、全米で戦っている草の根アメリカ人
「1・6政治囚」の拘置所における劣悪な待遇からの救出のために戦う組織

6章 アメリカを蝕(むしば)む、ポリコレという病
トランスジェンダー問題、検閲・粛清・言論統制──怒りはいつ爆発するか?


「言論統制、粛清、検閲、進む魔女狩り」──不自由の国アメリカへようこそ
我々はまさに今、ジョージ・オーウェルの『1984年』の世界に住んでいる
ウクライナの「ホロドモール」のこと
北朝鮮よりアメリカのほうが「反米」とは?
ますます多発し、深刻化するトランスジェンダーをめぐるトラブル
トランスジェンダーを名乗る男が、女性用スパに侵入した事件の後日譚
病膏肓(やまいこうこう)に入(い)る言葉狩り──Latinx(ラティニックス)の狂気
アメリカ以上に激しい共産主義化が進むカナダで、牧師が逮捕
全米で、草の根の母親たちが、子どもを守るために怒り始めた
「批判的人種理論(クリティカル・レイス・セオリー)」を子供に教えることを拒否して辞任した教師が話題に
マスク強制、人種差別教育に立ち上がった母親たち
トランスジェンダー女子のスポーツ参加は、最悪の女性差別

7章 やはり必要だった国境の壁
報道されない「人身売買」と「不法ドラッグ」激増の地獄


国境崩壊、不法移民大歓迎のバイデン政権下で始まったこと
2021年だけで、200万人の不法移民が入国
メキシコ国境には、妊婦が殺到、新たな奴隷市場になっている
バイデン政権の国境オープン政策で起きている悲劇の数々
全米国民が激怒「不法越境一家族に100万ドル支払う」の狂気
結局、お金は移民の懐には届かず、リベラル弁護士団が好きなように使う
バイデン 政権から〝忘れられたアメリカ人〞エンジェル・ファミリー
不法移民は、ドラッグの運び屋でもある
偽(にせ)の運転免許証の作成時間は、日本のスピード名詞より早い?
父親の目前で8人のギャングにレイプされた娘の悲劇

8章 外交も防衛も、自立せよ日本
「中国に侵略されたアメリカ」から見た、母国の甘さ


バイデン政権の対中政策は、本当に厳しいのか?
日本のマスコミは、エマニュエル駐日米国大使の怖さを何も知らない
「ポリティカル・マッスル」を使うのに長けた人とは?
対立していた議員に〝死んだ魚〞を送りつけた男
トランプは、どれほど中国企業に対してシビアだったか?
チャイナは、まず「政治家」から篭絡(ろうらく)を試みる
政治家に次ぐターゲットは、米有名大学
中共政府に買収されたハーバード大教授に有罪判決
米大手主要メディアは、中共政府組織の接待漬け
ジャパン・ハンドラーズが復権する意味とは
ペルーの天然資源の63%は中国に買収された

終章 2022年中間選挙の読み方
民主党はID不要の選挙を主張、アメリカは正義を取り戻せるか?
中間選挙、民主党にすでに勝ち目はない?
区割りの変更 ── カリフォルニア州やNYから逃げ出す米国人
バイデンが民主党のトップである限り、選挙に勝つ見込みなし?
共和党の不安要素 ── トランプと主流派マコーネルとの対立
《最新統計が示す、バイデン政権の不人気》

あとがきに代えて──アメリカを愛する人たちからの、魂の叫び


■著者 山中 泉(やまなか・せん)
1958年青森生まれ。1980年に渡米し、イリノイ大学ジャーナリズム科を卒業。
ニューヨーク野村證券で米国株トレーダーとして勤務後、起業。現在は、シカゴで複数の企業を経営しつつ、日本メーカーの北米代表も務める。滞米35年。
国際武道空手連合 三浦道場師範代として大勢の米国人を指導。道場に通う多様な階層の同僚や弟子との交流により「さまざまな価値観を持つ米国市民のリアル」を知る。生活者・納税者としての視点から、日本のメディアでは全く報道されない “本当のアメリカ"の姿をFB等で発信。2021年、米国大統領選直後に出版された『「アメリカ」の終わり』(方丈社)は驚きを持って迎えられ、ベストセラーに。
各界からも注目を浴び、日本帰国期間中は、講演依頼、インターネットチャンネルへの出演依頼が相次ぐ。「良きアメリカ」を愛し、同時に母国日本および郷里への深い愛と誇りを胸に秘め、今日もシカゴから発信を続ける。オフィス・ファウンテン代表。