書 籍

方丈社書籍

幸せなチームのリーダーがしていること

船見敏子 著
四六判並製 208頁
定価:1,400円+税
ISBN:978-4-908925-85-6

 

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メンバーが幸せになると、なぜチームは伸びるのか?
ウェルビーイング・マネジメントでチームを強くする!


「あなたは幸せに働いていますか?」

公認心理師として組織活性化のためのメンタルヘルスサポートをしている著者が、「チームとメンバーが幸せに伸びる具体策」を紹介します。

著者は現場でたびたび冒頭の質問をしていますが、即座にイエスと答えられる人は少ないのが日本の職場の現状だと言います。
しかし近年、「ウェルビーイング」という概念が浸透しはじめ、日本でも健康で幸せな職場づくりに取り組む企業が少しずつ増えています。そんな職場づくりのキーマンは、リーダーであるあなたです。

著者自身、リーダーの振る舞いやマネジメントが異なると、チームの雰囲気やモチベーションだけでなく、生産性や結果までが違ってくることを、大手出版社勤務時に身を持って体感し、「幸せこそが人とチームを伸ばす」と確信しています。

1000社・10万人のメンタルケアに携わってきた経験、ストレスチェックや心理学の理論を総動員して導き出した、新しい時代の幸せなチームづくりに欠かせない「5つの法則」を公開。ストレスチェック活用術を中心に、「5つの法則」を伸ばす方策を解説します。

 

■ 目次

はじめに

第1章 幸せだから、チームは伸びる

1 幸せな成功者、不幸な成功者。その違いは幸せファーストか、そうでないか
2 アフターコロナは「幸せ」が職場のスタンダードになる
3 「幸せ」とは心も体も社会的に満たされていること
4 幸せな人は生産性、創造性、売り上げが高い
5 あなたは幸せ? 幸福度チェックにトライ!
6 チームの幸せ向上にストレスチェックが役に立つ
7 ストレスチェックから見える幸せに働いている人の4つの特徴
8 ストレスチェックでわかった! 幸せなチーム5つの法則
第1章 まとめ
幸せなチームのためのコラム 1 「ハピネス日記」で幸福度を高めよう

第2章 幸せなチーム・第1の法則 仕事の負荷がいいあんばい
1 仕事の負荷は高すぎても× 低すぎても×
2 「仕事の量」調整にはムダをとことん排除する
3 締め切り時間、集中タイムで残業をゼロに
4 仕事の難しさ改善にはプレッシャーをかけすぎず、想像力を鍛える
5 ときには高い目標を与えることで大きな成長を促す
6 感情への負荷は言語化と共有でスッキリ
7 負荷が高まると出やすいメンタル不調のイエローサインに早く気づく
第2章 まとめ
幸せなチームのためのコラム 2 筋肉ゆるゆる体操で、自律神経を整える

第3章 幸せなチーム・第2の法則 自由度が高い
1 意見を言える自由、裁量が高い自由、感情を出せる自由
2 心理的安全性を高めるには、まずはリーダーが弱みを見せる
3 裁量度を高めるため、信頼して任せる勇気をもつ
4 順序立てた質問で意見を自由に言える雰囲気をつくる
5 メンバーの小さな冒険を歓迎する
6 オフィスを色や香りで彩り気分を上げる
7感情表現で自由な子供を目覚めさせる
第3章 まとめ
幸せなチームのためのコラム 3 週2回の運動で幸せホルモン分泌を促す

第4章 幸せなチーム・第3の法則 仕事の充実感が高い
1 メンバーそれぞれの強みを伸ばしてやりがいを高める
2 ちょっとした工夫でやりがいを育てる「ジョブ・クラフティング」
3 ほめてほめて、ほめて育てると、業績も上向きに
4 「ピグマリオンほめ」には期待を現実に変える力がある
5 失敗をしたときこそチャンス。上手な叱り方で行動変容を促す
第4章 まとめ
幸せなチームのためのコラム 4 ストレス解消法のバリエーションを増やす

第5章 幸せなチーム・第4の法則 認め合う文化がある
1 職場の雰囲気は、あいさつに表れる。まずはあいさつで存在を認め合う
2 認め合う=多様性を受け入れる。自分の中にある「期待」を見つめ直してみる
3 相互理解を深めるために、まずはリーダーが「聴く力」を磨く
4 「4つのうなずき」で会話量を増やし、相手への理解を深める
5 「あいづち50音」で共感力を高めて深い話を引き出す
6 感謝習慣で笑顔あふれる健康な職場をつくる
7 「ワタシのトリセツ」で、リモートワークでも互いの理解を深める
第5章 まとめ
幸せなチームのためのコラム 5 たんぱく質で体も心もタフに

第6章 幸せなチーム第5の法則チームワークが良い
1 チームワークに必要なのはワクワクするビジョンとベクトル合わせ
2 「解決志向」でワクワクするビジョンを描く
3 1 on 1 を活用し、ビジョン達成への役割認識を高める
4 週イチ会議で残業が激減。話すことが奇跡を起こす
5 チャット、メール。文章のやりとりはローコンテクストに
6 ビデオ会議ではカメラはオンに。顔を見る安心感が絆を深める
第6章 まとめ
幸せなチームのためのコラム 6 リーダーのおせっかいがメンバーを救う

おわりに


■著者 船見 敏子(ふなみ・としこ)
公認心理師、1級キャリアコンサルティング技能士、産業カウンセラー。
株式会社ハピネスワーキング代表取締役。
大手出版社で雑誌編集に携わり、経営者、俳優、作家、ミュージシャンなど1000名超の著名人を取材。インタビュースキルを高めるためにカウンセリングを学び始めるや、その意義や奥深さにたちまち魅了され、2005年にカウンセラーに転向。
以後、全国の企業で研修、コンサルティング、カウンセリングなどを通じ、メンタルヘルス及び組織活性化支援を行う。幸せに働く人、幸せな職場を増やすことに情熱を傾けており、研修・講演実績も含め、これまでに約1000社・約10万人のメンタルケアに携わってきた。
ストレスチェックにも精通、「集団分析」を活用したコンサルティングも数多く行う。メンタル不調者を6割減らした実績もある。ヘルシンキ・ブリーフセラピー・インスティテュート認定「リチーミングコーチ」、メンタルレスキュー協会「UCPC(うつ・クライシス専門カウンセラー)」資格も保有。著書に『職場がイキイキと動き出す 課長のほめ方の教科書』(左右社)、船見真鈴名義で「『聴く力』磨けば人生うまくいく!」(マガジンハウス)など。