書 籍

これから出る本

生き抜くための小笠原流礼法

小笠原清基 著
四六判 208頁
定価:1,400円+税
ISBN:978-4-908925-72-6

2021年2月1日発売

 

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「心の芯」と「体の芯」をつくる振る舞いを学ぶ。

礼儀作法とは「社会人としてわきまえてしかるべき当前のことを、自然に振る舞うこと」。だからか、礼儀作法というと堅苦しい印象を抱きがちだが、礼儀作法はきまりやルールを守ることだけが大切なのではない。小笠原流礼法によれば「人を大切に思う心」が根本にあり、相手を敬うことが最も重要だという。
本書は、このコロナ禍後の生き方を、小笠原流礼法から学ぶものである。「これからの時代を生き抜くには、『自分の頭で考え、判断する力』=脳力と、『しっかりした筋肉・筋力』=体力が求められるでしょう。武家の礼法である小笠原流礼法は、脳力と筋力、いずれも必要とします。
つまり、小笠原流礼法を身につけることは、脳力と筋力を鍛えることにほかなりません。そしてそれは結果的に、人間としての美しさ(優雅さ、ゆとり)すなわち「行動の教養」となるのです」––といったことを、真実を語りながらもライトに、肉体と心を鍛えたい若い人たち、とくにこれから社会に出ていく人たちに向けて解説する。

 

 

■ 目次

1章 体の「芯」をつくる
体と心はつながっている。心を強くするより、まずは体を強くするほうが速い?
何歳からでも体は変わる。日常の中で変えられる。まずは体幹を強化する
「基本姿勢」
・立つ
・座る(腰掛ける)
・正座、跪坐

「基本動作」
・立ち方 風のない日に、煙が一筋、空へ立ち昇っていくように立つ
・座り方 静かな湖に石が沈んでいくように座る
・椅子へのかけ方、立ち方
・歩き方、膝行
・まわり方、開き方

2章 心の「芯」をつくる
ステイホームの時間が長くなり、礼儀や作法を身につける場がない?
だからこそ、大事。形式よりも「心」が重要。臨機応変、応用力、対応力。
礼に始まり、礼に終わる。

「お辞儀」
・立礼
・座礼
・行き違いの礼、前通りの礼

「訪問、電話、メール」
・訪問
・電話、メールの作法と心得
・オンラインミーティングの作法と心得

「接客の作法と心得」……日本人は「五感」でもてなす
・客を迎える前に
・客をもてなす 「もてなす」とは、どういうことか

3章 体を強くする
筋肉を鍛え、疲れない体を作る。

・ふともも〜体幹を鍛える運動
……疲れない立ち方を保つために必要な筋肉を鍛える運動
・二の腕を鍛える運動
・手荷物を持って歩く、持っていないように、持つ
・「中腰」になって、筋力を鍛える
・騎射
・歩射
・身体の、左右バランスよく働かせる(利き手、利き足の逆も使う)
・右のものは右、左は左。体をねじり、ゆがませない
・重いものでも腰を傷めない上手な持ち方

4章 心を強くする
現代にこそ「武家の礼法」。丈夫に、シンプルに生きる。当たり前のことが自信になる。

呼吸……呼吸は人を変える
・浅い呼吸ではなく、深い呼吸を。体幹を使う腹式呼吸
・すべての動作は「呼吸」にあわせる
・動き出しはあえてゆっくり、呼吸を意識して泰然と

食事のマナー……行動の教養があらわれる
・箸を正しく使う
・箸使いがうまい人は服を汚さない
・ごはん(主食)を食べる
・ゆっくり食べる
・黙って食べる

ものを大切に扱う
・毎日変化する体を「日々、整える」
・暮らし方を見直す
・時間に使われない生き方

 

 

■ 著者 小笠原清基(おがさわら・きよもと)
弓馬術礼法小笠原流31世宗家小笠原清忠(きよただ)氏の嫡男。礼法講師。
1980年東京都生まれ。3歳で稽古を始め、小学校5年生で鎌倉・鶴岡八幡宮の流鏑馬射手を務める。大阪大学を卒業後、筑波大大学院で博士号(神経科学専攻)を取得。
製薬会社の研究員を務めながら、流派の伝統を継承している。