書 籍
デカメロン2020
イタリアの若者たち 著 内田洋子 企画・翻訳
B5判コデックス装 256頁
定価:2,500円+税
ISBN:978-4-908925-69-6
コロナ禍のイタリアで若者たちが綴った日々の記録
2020年3月、新型コロナウイルスの猛襲を受け、
ロックダウンが発令されたイタリアで、
24人の若者たちが見つめ、耳を傾け、語り始めた。
まるで『デカメロン』のように。
あの瞬間。見上げる目。甘い匂い。笑い声。手のぬくもり。
消してはならないことがある。小さな声が積み重なって歴史となる。
強く、温かで澄みきった若者たちの言葉を集めた、
3月10日から5月27日までのかけがえのない記録集。
■ 著者:イタリアの若者たち
アレッシア・アントニオッティ、アンジェラ・ボナディマーニ、ダビデ・ボルゴノーヴォ、アンドレア・コンケット、シルヴィア・クレアンツァ、クラウディア・ダモンティ、ヤコポ・ディ・ナポリ、キアラ・ランツァ、ソーダ・マレム・ロ、アンナ・ミオット、シモーネ・モリナーリ、クラウディア・パリアルーロ、サーラ、パリアルーロ、シルヴィア・パリアルーロ、ジョヴァンニ・ピントゥス、ジュリ・ジュリア・ピズ、マルティーナ・ライネーリ、ミケーレ・ロッシ・カイロ、エリーザ・サンティ、オット・スカッチーニ、アニェーゼ・セッティ、ヴァレンティーナ・スルブリエヴィチ、アレッシア・トロンビン、マルタ・ヴォアリーノ
■ 訳者:内田洋子
1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒。通信社ウーノ・アソシエイツ代表。2011年『ジーノの家 イタリア10景』(文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。著書に『ミラノの太陽、シチリアの月』(小学館文庫)、『皿の中に、イタリア』(講談社文庫)、
『イタリア発イタリア着』(朝日文庫)、『十二章のイタリア』(東京創元社)、『対岸のヴェネツィア』(集英社文庫)、
『モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語』、『もうひとつのモンテレッジォの物語』(方丈社)、『サルデーニャの蜜蜂』(小学館)。翻訳書に
『パパの電話を待ちながら』(ジャンニ・ロダーリ著 講談社文庫)など。最新刊は『イタリアの引き出し』(朝日文庫)。2019年度ウンベルト・アニエッリ財団の<最優秀ジャーナリスト賞>受賞。2020年度ブックシティ財団、イタリア書店員連盟、本の行商人連盟の<金の籠賞>受賞。