書 籍

方丈社書籍

心と体を強くする! メガビタミン健康法

藤川徳美 著
四六判、並製 224頁
定価:1,300円+税
ISBN:978-4-908925-68-9
ブックデザイン:杉山健太郎

 

<書籍販売ページへ>
Amazon e-hon 7net honto rakuten

 

方丈社の藤川徳美先生シリーズ累計15万部突破!
プロテイン+鉄+メガビタミンで免疫力アップ!

新型コロナ対策も万全。
メガ量のビタミン健康法で、疲れ知らず、不調知らず!
バランスのよい食事やマルチビタミン(サプリ)だけでは、分子栄養学的には必要な栄養素が全然足りていません。すべての不調は質的栄養失調に起因しています。不調を治すためにも、病気にならないためにも、十分量のプロテイン(タンパク質)と鉄、メガ量(たくさん)のビタミンを摂ること。そんな藤川メソッドを余すところなく伝える一冊です。(難解とされる)メガビタミンについては、基礎から分かりやすく解説。また巻末章の「よくある疑問・失敗集」は、実践に必読です!

 

 

■ 編集者からひと言

『うつ消しごはん』『すべての不調は自分で治せる』が大反響となった藤川医師(累計12万部突破)。第3弾は、不調があってもなくても必読の健康メソッドです。分子栄養療法に基づいたプロテイン・鉄・メガビタミンは、慢性疾患やメンタル不調の予防だけでなく、新型コロナウイルスといった感染症の予防にも効果大。免疫力をアップして、医師や薬に頼らず生きる。健康なつもりでも健康レベルが低い、体が重い、疲れやすい。そんな質的栄養失調を改善する必携の書です!

 

■ 目次

はじめに

第1章 ここだけ押さえる! 分子栄養学メソッド

タンパク質を摂りつづけていますか?
・プロテイン摂取が健康レベルを向上させる
・ベストな指標はコレ! 食品に含まれるタンパク質の評価
・プロテイン規定量、1日に20g(60cc)×2回は飲めていますか?
・プロテインの選び方
・EAA(必須アミノ酸)のみの大量摂取で不調に?
・EAAパラドックスが起きるメカニズム
・安全なEAAの摂り方・プロテイン摂取と糖質制限を同時スタート
・病気の期間が長い人、高齢者は改善が遅い
・タンパク質の充足度は何で判断する?
・タンパク質の過剰摂取は起こりえない
・糖質を減らして良質の脂肪酸を摂る
・ほとんどのコレステロール低下薬は不要

タンパク質の次は、何を摂る?
・鉄不足対策! フェリチン目標値150にアップデート
・マグネシウムは300の化学反応に関与する
・サプリメントは酸化マグネシウム以外のマグネシウムを
・すべての慢性疾患は低BUN、低フェリチン

分子栄養療法のメガビタミンメソッド
・メガビタミンの基本セット ATPセット
・メガビタミンの発展セット アドオンセット


第2章 基礎から学ぶメガビタミン①――水溶性ビタミン

ビタミンC――ストレスに抗い免疫力を高める
・祖先は2500万年前にビタミンCの合成能力を失った
・中世の人を苦しめた壊血病はビタミンC欠乏症
・人に
はどれだけのビタミンCが必要か
・食品中のビタミンC含有量は激減している
・ビタミンCを大量に飲んでも無駄? お腹を下す?
・ビタミンCの腸耐性用量飽和はなぜ起きる?
・ビタミンCの腸耐性用量とは最大吸収量
・ビタミンC腸耐性用量を実際に検証
・「ビタミンCの突出」を防ぐためにビタミンEを併用
・ビタミンCの研究に捧げたポーリング
・ケトン体エンジンを回すビタミンC
・美肌をつくるコラーゲン合成とビタミンC
・ストレス性の疾患を防ぐ
・抗ウイルス作用と抗菌作用
・ビタミンCのがん予防と治療効果
・その他の様々なビタミンCの効果
・妊婦の苦痛を和らげる
・ビタミンCは腎結石・尿路結石の原因?
・ビタミンC摂取量が多いほど死亡者数は減少

ビタミンB群――代謝を促進し、ATPを生成する
・潜在的なビタミンB欠乏症とは
・生物のエネルギー供給源となるATP
・ATP合成になくてはならないビタミンB群
・江戸時代から令和に至るまでのビタミンB1不足
・日本人はほとんどがビタミンB1不足
・糖質、脂質の代謝を促進し、成長を助けるビタミンB2
・タンパク質の代謝に欠かせないビタミンB6
・皿やグラスを落とすほどの脱力はB6不足
・赤血球の生成を助けるビタミンB12と葉酸
・免疫力を強化し、抵抗力をつけるパントテン酸
・皮膚炎の予防や髪の毛を健康にするビオチン
・健康維持にはB50コンプレックスを1日2回


第3章 基礎から学ぶメガビタミン②――脂溶性ビタミン

ビタミンE――子宝と若返りの抗酸化ビタミン
・天然型の方が合成型より圧倒的に優れている
・ミックストコフェロールも高評価
・ビタミンEの抗酸化作用がCとBの効果を上げる
・「不飽和脂肪酸の自動酸化」を防ぐことは最重要
・酸素を浪費するとATPがつくられない
・医学界からは無視されたビタミンEの効果
・「発見されたすべての病気を治す」という評価
・ビタミンEの用量はどの程度必要か
・ビタミンEは肺がんを予防するというニュース

ビタミンD――骨をつくる。免疫力を上げ、感染症を予防
・ビタミンDの種類――効果があるのはD3
・日焼け止めがビタミンDの生産を制限する
・ビタミンDは骨粗しょう症と骨折を防ぐ
・100種類に近い数の疾患を改善
・ビタミンDとビタミンKのバランスが大事
・現代生活はビタミンDが不足しがち
・ビタミンDは免疫力を上げて感染症を防ぐ
・多発性硬化症はビタミンD不足で発症する
・ビタミンDによるガンのリスク低減効果

ビタミンA――目や口の粘膜・上皮を守りがんを予防
・科学名のレチノールは「網膜」が由来
・β-カロテンはビタミンAの前駆体
・キャリアタンパク質と結合して各組織へ
・高タンパクでビタミンA過剰症を予防
・ビタミンA血中濃度の個体差は10倍
・粘膜・上皮を健康に保つ
・すべての細胞分化や発達に欠かせない
・ビタミンAは免疫を強くしてがんを防ぐ
・ATPセット、アドオンセットの実践の参考に


第4章 分子栄養学が健康レベルを上げる理由

パンデミックを乗り越える
・ビタミンCが武漢の(新型コロナウイルス)感染家族を救う
・新型コロナによる肺炎の予防・症状緩和にはビタミンC
・感染症のためのサプリメント推奨量
・ウイルスの侵入後の体内の反応とビタミンC
・私の新型コロナウイルス対策
・マスクの着けすぎはガンを引き起こす

分子栄養学の展望
・メガ・ファーマの援助を受けたアンチビタミン
・ビタミンへの攻撃の歴史
・メディアリテラシーを高める意味
・完全に一致した! ホッファーの汎不足病
・病名を大胆に再分類する
・「医学は学問ではない」と三石先生に見破られている
・健康レベルを上げるという意味
・正解は「分子栄養学的に何を食べるべきか」


第5章 よくある疑問・失敗集

・「あるある」その1 いきなり断糖して体調不良に陥る
・「あるある」その2 プロテインを体が受けつけない
・「あるある」その3 高用量のナイアシンを飲んで大フラッシュを起こす
・「あるある」その4 食品添加物が怖くてプロテインが飲めない
・「あるある」その5 焦りまくって治らない
・「あるある」その6 治ったと勘違いして、プロテインをやめてしまう
・「あるある」その7 結局何をつづければいいのか、わからない
・「あるある」その8 薬を減らしたいのに上手くいかない
・「あるある」その9 子どもがプロテインを飲んでくれない
・「あるある」その10 過食行為がやめられない、運動もしなきゃと焦る
・「あるある」その11 サプリメントを飲み込めない、飲むと気持ちが悪くなる

おわりに

 

 

■ 著者 藤川 徳美(ふじかわ・とくみ)
ふじかわ心療内科クリニック院長、精神科医、医学博士
1960年、広島県生まれ。1984年、広島大学医学部卒業。広島大学医学部附属病院精神神経科、県立広島病院精神神経科、国立病院機構賀茂精神医療センターなどに勤務。うつ病の薬理・画像研究や、MRIを用いた老年期うつ病研究を行い、老年発症のうつ病には微小脳梗塞が多いことを世界に先駆けて発見する。2008年に「ふじかわ心療内科クリニック」(広島県廿日市市)を開院。うつ病をはじめとした気分障害、不安障害、睡眠障害、ストレス性疾患、摂食障害、認知症の治療に携わる。高タンパク/低糖質食を中心とした栄養療法で目覚ましい実績を上げている。著書に『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』(光文社新書)、『うつ消しごはん』『すべての不調は自分で治せる』(方丈社)、『薬に頼らずうつを治す方法』『薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法』(アチーブメント出版)、『精神科医が考えた! うつも消える! 心を強くする食事術』(宝島社)、『分子栄養学による治療、症例集』(NextPublishing AuthorsPress)などがある。