書 籍

方丈社書籍

SNS地獄を生き抜く オトナ女子の文章作法

石原壮一郎 著
四六並製 176頁
定価:1,200円+税
ISBN:978-4-908925-18-4

 

 

SNS地獄を生き抜く オトナ女子の文章作法
LINE、フェイスブック、ツイッターで、スルーされない、嫌われない、振り回されない、悩まない、強くたくましいオトナ女子になる。
 SNS流行りのいま、たとえば、その代表ともいえるLINEには「地獄」がはびこっている。とくに女性たちのあいだでは、さまざまな地獄が大盛況である。
「こっちの都合を理解しないママ友からの無限のお誘い地獄」「友達ノリで、カジュアルに商品を勧められてしまう地獄」「『それ、今なの?』という話題をぶっこまれる地獄」
「やりとりを終わりたいのに、延々と終わらない地獄」「自分が返信するとトークがピタリと止まる地獄」「悪気ゼロの既読スルーでいちいち詰められる地獄」「その気はないのに「間接自慢」と受け取られがち地獄」「めんどうな話になると気配が消えるサイレント地獄」など、笑える地獄から、そこそこ深刻な地獄まで、ネット上は大変なことになっているのである。
 たしかに、ケータイやパソコン画面に浮かぶ言葉は〝誤解されやすく〟見えたり、読めたりする。ちょっとした語尾でカチンときたり、ささいな言い回しで「自分は嫌われているのでは」と疑心暗鬼になったりもする。口頭とはちがうこれらの言語の文章は、どうしたら「スルーされず、嫌われず、振り回されず、悩まず」にすむのか。その究極の文章作法を、大人研究家コラムニスト、石原壮一郎氏が伝授する。LINE、フェイスブック、ツイッターなどネット上での「ささやかだけど、実は深〜い〝こじらせ〟」に陥らないための文章の書き方、受け方、考え方を展開する。

 

 編集者からひとこと

楽しいはずのLINEやフェィスブックやツイッターは、何気ない、ちょっとした一言で「地獄」に変わります。普通にやりとりしてるつもりがいつのまにか仲間はずれ、スルー、あるいは炎上なんてことがよくあります。そんなSNSならではの文章作法を、大人研究家コラムニスト、石原壮一郎氏が伝授します。普通に書くと「冷たい印象」を受ける言葉遣い、気さくな感じを出したつもりが「怒ってるととられる」答え方を、さすがオトナ女子とおもわれる文章作法を、とても細かく、くどく、慇懃無礼にではなく、ていねいに紹介する一冊です。

 

  目次

01 LINE地獄「〝ツッコめない″距離感」~大人のつき合い編~

 01 予告もなく、いきなりグイグイ迫ってこられる地獄 
 02 ポエムのような投稿への毎度の返信がしんどい地獄 
 03 モメ事によかれと思って口を出したら油を注いだ地獄
 04 こっちの都合を理解しないママ友からの無限のお誘い地獄
 05 友達ノリで、カジュアルに商品を勧められてしまう地獄 
 06 「それ、今なの?」という話題をぶっこまれる地獄 
 07 めんどうな話になると気配が消えるサイレント地獄 
 08 ノリが未知数な相手にネットスラング連発地獄 
 09 悪気はないのに楽しい流れをバッサリ断ち切る水差し地獄 
 10 語尾に「!」を付けずにいられない無限ループ地獄 

コラム
地獄を歩くためのオトナ女子作法・LINE編その1
「既読スルー」をされたとき、するとき

01 LINE地獄「〝近すぎる〟距離感」〜身内・友だち編〜

 11 やりとりを終わりたいのに、延々と終わらない地獄 
 12 自分が返信するとトークがピタリと止まる地獄 
 13 悪気ゼロの既読スルーでいちいち詰められる地獄 
 14 こわい先輩からのLINEを乗っ取りだと信じて黙殺地獄   
 15 即レスしないと電話がかかってくる遠慮ゼロ地獄 
 16 その気はないのに「間接自慢」と受け取られがち地獄 
 17 スルー不可!? 義父からの連投LINE千本ノック地獄 

コラム
地獄を歩くためのオトナ女子作法・LINE編その2 
目当ての男性とグイグイ距離を詰める方法

 

01 LINE地獄 「"あらがえない" 距離感」〜お仕事編〜 

 18 とりとめもないネタに返事を考えすぎて置き去り地獄 
 19 共通の同僚への悪口を言わせようとしてくる地獄 
 20 無言メンバーの地雷をみんなで踏みまくり地獄 
 21 マヌケな誤字が重なり故意を疑われる無限ループ地獄 
 22 長文で送っているのに短文で返される温度差地獄
 23 怒りの本気LINEをゆるふわで無効化される地獄 
 24 休日なのに業務連絡が次々と来るブラック無休地獄 

コラム
地獄を歩くためのオトナ女子作法・LINE編その3 
乗っ取りに遭った&見かけたときの対処法

 

02 フェイスブック地獄

 25 ハッピー気分が吹き飛ぶ、めんどくさい自虐コメント地獄 
 26 わかっている人だけが謎の隠語で盛り上がる地獄 
 27 誕生日コメントへの返信で本音が浮き彫りになる地獄 
 28 何気ない投稿のコメント欄で熱くて不毛なバトル勃発地獄 
 29 旧友がコメントで黒歴史をさらしてくる公開処刑地獄 
 30 「友達リクエスト」用のメッセージに激しく逡巡地獄 

コラム
地獄を歩くためのオトナ女子作法・Facebook編
「アイタタ……(/ω\)」と思われないために 

 

03 ツイッター地獄

 31 「ゆる募」に返事したら上からダメ出し連発地獄 
 32 あの快感が忘れられなくてバズりたい欲肥大地獄 
 33正論+「自戒を込めて」を連発する彼にイライラ地獄 
 34 独りごとなのにエアリプを疑われる自意識攻撃地獄 
 35幸せな空間だったのに、いきなりクソリプ針山地獄 

コラム
地獄を歩くためのオトナ女子作法・Twitter編
「クソリプオヤジ」の被害を最小限に止める 

 

 

 ◆著者 石原壮一郎(いしはら・そういちろう)

コラムニスト。1963年三重県松阪市生まれ。月刊誌の編集者を経て、1993年に『大人養成講座』でデビュー。大人の素晴らしさと奥深さを世に知らしめた。以来『大人の女養成講座』『大人力検定』『大人の言葉の選び方』などなど、大人をテーマにした著書を次々と念入りに発表。新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブ、ゲームなどあらゆる媒体で活躍し、日本の大人シーンを牽引している。メールやSNSを大人としてどう活用するかについても、長年研究や考察や提言を重ねてきた。郷土の名物を応援する「伊勢うどん大使」「松阪市ブランド大使」も務めている。