書 籍
mRNAワクチンの罪と罰
mRNAワクチン中止を求める国民連合 著
村上康文 編
四六判並製 232頁
定価:1,700円+税
ISBN:978-4-910818-29-0
日本では、「mRNAワクチンは安全」という非科学的な報道が、まだ続いている。だが、それは事実を客観的に見ず、誤った知見に基づいた〝天動説″に類するものだ。
国民を守るために事実を知らせようと、正義感と良心のままに行動してきた専門家(医師・医療関係者、薬学・分子生物学者)たちは非難され、一切の言論空間から消し去られてきた。のみならず、海外では医師資格を剥奪されるなどの過酷な迫害も行われた。21世紀のこの5年間、まさに魔女狩りに直面していたのである。
しかし、それでも地球は動いている。ワクチン接種後に急死した例、未知の重篤な後遺症に苦しむ人の数は膨大で、政府による救済制度を受ける人の数はそれが氷山の一角であるにもかかわらず、過去に例を見ないほどの多数に及ぶ。その事実の前で、巨大な医薬産業複合体と深い利害関係を持つ「政府お抱えの専門家」ではなく、命と健康を守るために生涯をかけてきた科学的事実に忠実な研究者、医師たちが結集し、「不完全で安全が確認されていない遺伝子製剤の接種と開発を止めるべきだ、これ以上被害を広げてはならない」との声を挙げ、今、世界を急速に変えつつある。
第2次トランプ政権発足直後に発せられた大統領令で、アメリカはWHOからの脱退を決め、現在粛々とその準備を整えている。全てのワクチンと遺伝子製剤の徹底検証を謳っていたロバート・ケネディ・ジュニア保健福祉省長官は、遺伝子製剤の接種奨励を止め、子どもと妊婦への接種禁止を命じた。
流れは変わっている。日本の地上波テレビでも、東京のキー局は別として、地方局では、遺伝子ワクチンの恐るべき負の側面についての報道が散見されるようになった。
本書は、コロナパンデミックで緊急承認された遺伝子製剤の危険性から日本人の命と健康を守ろうとする本物の専門家たちが結集し、これまで得てきた最新の科学的知見を、極力わかりやすく示し、理解を得ようとの目的で編まれた。遺伝子製剤設計のコンセプト段階からの原理的な誤謬や製作段階での技術的限界、免疫学、分子生物学、基礎科学レベルでの無理解といった実態を平易に解説している。残念ながら、今後ワクチンを接種した全年代で、急速にがんの発生率が高まると予想されている。何の前触れもなく突然ステージ4と診断される「ターボがん」が報告されているが、その傾向がさらに加速するとの見通しである。過去に経験のないほど多様で不可解なワクチン接種後後遺症に苦しむ患者を救おうと獅子奮迅してきた医師や研究者たちの努力と英知と医療行政への真摯な怒りが読み取れるだろう。
新型コロナワクチンの次は、インフルエンザワクチンのmRNAワクチン化が既定路線として準備され、治験も最終段階に入っている。次のパンデミックも用意されている。
自分と家族、将来の日本を生きる人たち、子や孫たちを守ろうと立ち上がり、世界最大規模の運動体となった「mRNAワクチン中止を求める国民連合」の活動実績と指針もここには記されている。
未来は変えられる。今、自分が動き始めれば。負けてはいけない。

■ 目次
まえがき 村上康文
1章
免疫学を無視したmRNA(遺伝子)ワクチンの致命的限界
村上康文
mRNA(遺伝子)ワクチンの正体を本当に理解するために
1|ワクチンは必要なのか?
2|従来型ワクチンの種類と仕組み
3|mRNAワクチンは“ワクチン”ではなく、遺伝子製剤
4|生体を守る「免疫」という奇跡のシステム
5|抗体による感染防御の限界
6|“緊急承認”で、史上最大の薬害が起きることは必然だった
7|mRNAワクチンが永遠に人間を救えない理由
8|運が悪ければ死ぬロシアンルーレットとしてのワクチン
9|体内の毒物を全くコントロールできないという無責任さ
10|行く先は、がんの激増
11|mRNA技術に未来はあるのか?
12|ワクチン接種による超過死亡増を直視する
◆解説・カラー口絵
2章
mRNAワクチンに未来なし
コンセプトと製造技術––どこが、なぜ危険なのか
【対談】村上 康文 × 荒川 央
自分の免疫に自分自身の細胞を攻撃させる––つまり、
”自分に自分を殺させるコンセプト”
3章
ワクチンによる命の侵害の現場で戦う
医師・科学者たちが見た真実
加藤正二郎 ワクチン接種後の経過をさらに詳細に調査すべき
宜保美紀 「ワクチン接種とがん増加」についての論文への弾圧
佐野栄紀 皮膚が語るワクチン後遺症の実像
小島勢二 厚生労働省データの捏造と、予測された自己免疫疾患
自己免疫疾患がワクチン後遺症の本質の一つ
中村篤史 ワクチン後遺症患者治療の最前線から
駒野宏人 政府と行政の腐敗が生んだ、史上最悪の薬害
荒川央 予測通りだった自己免疫疾患の激増
後藤均 利権と保身のみに囚われた医学界を改革する原動力になるべき
ディスカッション–––医療と権力の闇を照らす–––
4章
国が守ってくれないから、
自分で命を守る―国民運動の現場から—
池田としえ 「接種を止める、その一念で・・・・・・」
田中陽子 まだ寝ている9割を起こしましょう
我那覇真子 情報戦を勝ち抜くために
事務局から 信念と努力の日々
ディスカッション–––ワクチンの是非を問う–––
すべてのワクチンを問い直すとき
“感染=悪”の洗脳を解け
打たなければ終わる うっているうちは絶対に終わらない
あとがき–––事実と向き合い、未来を取り戻すために 後藤 均
おわりに 村上 康文
■著者 mRNAワクチン中止を求める国民連合(いでんしわくちんちゅうしをもとめるこくみんれんごう)
医師・研究者を筆頭に、およそ7万1000人の一般賛同者、3,200人以上の有志ボランティアから構成される任意団体。2024年4月に結成。国民の8割が打ち、多くの犠牲と甚大な健康被害をもたらしているコロナワクチンの即時中止と被害実態の本格調査・開示、並びに被害者の救済を求める。これまで、製薬会社への公開質問状送付や抗議活動、一般市民に向けたオンライン・オフラインによる啓蒙活動、全国の自治体への情報開示請求とビッグデータの構築などを実施してきた。本書の著者印税は全額が本団体の活動費に充てられる。
■編者 村上康文(むらかみ・やすふみ)
東京理科大学名誉教授。
専門は創薬科学、分子生物学、免疫医学。
1979年東京大学薬学部卒業。1984年東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了(薬学博士)。アルベルト・アインシュタイン医科大学、スローンケタリング記念がん研究センター(米国ニューヨーク)では腫瘍ウイルスの研究を専門とし、理化学研究所ライフサイエンス筑波研究センター研究員を経て、1999年東京理科大学基礎工学部生物工学科教授。2000~2001年まで慶応義塾大学大学院政策メディア研究科教授を併任。2001年より東京理科大学ゲノム創薬研究センター・構造ゲノム科学部門長を兼務した。治療標的分子の探索、抗体作成法の開発、抗体医薬の研究開発を一貫して実施。作成してきた研究試薬用抗体は約700種類にも及び、診断用抗体・治療用抗体分野の研究において世界トップレベルの実績を持つ。著書に、『分子細胞生物学事典』(医学評論社)、『ゲノム解析は何をもたらすか』(東京化学同人)、『今だから分かる、コロナワクチンの真実』(山路徹との共著・花伝社)等。mRNAワクチン中止を求める国民連合副代表。