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これから出る本

皇室論

竹内 久美子 著
四六判並製 200頁
定価:1,700円+税
ISBN:978-4-910818-25-2

2025年4月2日発売

 

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著者は多くの著作を持つ動物行動学の研究家だが、皇室ウォッチャーとしての顔も持っている。皇室に関しては新聞や雑誌への寄稿のほか、主にX(旧ツイッター)で情報発信している。

天皇は男系男子で、確認できる限りでも1500年以上は続いており、「万世一系」で世界最古の王朝とされている。それゆえに世界から尊敬される皇室であるにもかかわらず、日本では一部から愛子天皇を待望する声があがっている。いったん女性天皇、女系天皇が誕生したら日本はどうなるのか。著者はこの点を最も危惧している。

本書ではまず女性天皇の歴史を振り返ることで、「女系天皇」と「女性天皇」の違いを説明し、なぜ皇位は男系男子で受け継がれてきたのかを生物学の観点からアプローチしている。また秋篠宮家に対するバッシングにも言及し、その狙いを推理。「愛子天皇」待望論について異を唱える。ジェンダー平等の観点や、なんとなくのムードで「女性天皇や女系天皇もあり」と思っている人たちに、ぜひ読んでもらいたい1冊。

 

 

■ 目次

第1章 女性天皇と女系天皇を考える
第2章 万世一系について考える
 --Y染色体とX染色体
第3章 皇統の危機、その解決について考える
第4章 秋篠宮家バッシングについて考える
第5章 「愛子天皇」待望論の本気度を考える
第6章 悠仁さまは日本を救うためにお生まれになった

 

■著者 竹内 久美子(たけうち・くみこ)
1956年、愛知県生まれ。作家、動物行動学研究家。
京都大学理学部卒。同大学で日高敏隆教室に動物行動学を学ぶ。博士課程を経て著述業に。『そんなバカな!』(文藝春秋)で第8回講談社出版文化賞を受賞。主な著書に『女は男の指を見る』『本当は怖い動物の子育て』(以上、新潮新書)、『パラサイト日本人論』(文藝春秋)、『悪のいきもの図鑑』(平凡社)、『66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。』(ワニブックス)、『女はよい匂いのする男を選ぶ!なぜ』『なぜモテるのか、さっぱりわからない男がやたらモテるワケ』(以上、WAC BUNKO)などがある。
メールマガジン『動物にタブーはない! 動物行動学から語る男と女』を配信中。