40歳をすぎたあなたが結婚をつかむための17か条

40歳をすぎたあなたが
結婚をつかむための17か条


  第三回(2017.05.31)

第2条 年齢を誇りにするべし

 婚活市場において、女性は年齢が上がれば上がるほど価値が下がる。そんな“常識”があります。確かに、人間の本能を考えれば、若くて体力があり生殖機能も高い若い女性を男性が選ぼうとするのは納得がいきます。パンと張った肌やシワのないみずみずしい容姿に生命力を感じるのも、当然といえば当然です。だからこそ、あなたは「こんな年になってしまった私と結婚してくれる人はきっといない……」と唇を噛んでいるのでしょう。
 数年前の私もそうでした。40歳をはるかに超え、肉体的な衰えを感じ、気力も低下しはじめて、結婚はおろか恋愛への意欲も自信も失いかけていました。残りの人生をひとりで過ごすことになるのかもしれない、ならば、いかに人様に迷惑をかけずに死んでいったらいいのか……そんなことばかりを考えるようになりました。「婚活は諦めて終活したほうがいい」と、本気で思うようになっていたのです。でも、そんな私でも、数年後には結婚に至ったわけです。その理由のひとつは、「年齢に誇りをもっていた」ということだと思っています。

 日本の男性は昔から、若い(幼い)女性が大好き、と言われてきました。昨今のアイドル事情を見るにつけ、それはますます加速しているんじゃないかと思わざるを得ません。「子孫を残したいという本能に加えて、そういう風潮がある限り、年齢を重ねた女性は不利。いっそ国際結婚を狙おうかしら」という思いが頭をよぎったことがある人は少なくないでしょう。
 しかし、よく考えてみてください。男性がパートナーに求めるものは、若さだけではありませんよね?
 結婚相手に求める条件を訊くアンケートの結果などを見ても、上位にくるのは、「価値観が合うこと」「思いやりがあること」「癒し」などです。「若さ」などという文字はどこにも入っていません。少なくとも、絶対に子供が欲しい男性以外は、年齢以外のものを重視しているのです。それに、先が見えない時代であるがゆえか、女性に経済力や包容力を求める男性が増えているようですし、「年上女性が好き」と言う男性も意外に多いのです。
 そのひとりが、私の夫。彼は「年上の女性が好き」と公言しています。「自分が子供だから」と笑いながらその理由を話しますが、同時に、「経験を重ねた女性と話すのは面白い。若い女性は話しても物足りない」などとも言います。

 結婚とは、「結局のところ、ごはんと会話だ」と言った人がいます。全くその通りで、ごはんをおいしく食べられて、楽しい会話ができる相手でないと、生活を長く共にしていくことはできません。若いからといって、ごはんと会話が楽しくなるわけではありません。おいしいごはんが食べられ、豊かな会話を持続させるのに必要なのは、安定した経済と人間性です。年齢なんてものは長い結婚生活においては、まったくもって意味がなく、しっかりと地に足をつけて生きているかどうかのほうがよっぽど大切なのです。
 心が成熟した男性は、それをちゃんとわかっています。だから彼らは、年齢がいくつであろうが、豊かな会話ができ、楽しい時間を共有できる女性を選ぶのです。
 年齢をことさら気にするのは、むしろ女性のほうなのかもしれません。勝手に年齢を気にしてセンチメンタルになったり、若作りしたり、年をサバ読んだり……そんなことは今日限りやめましょう。あなたには、若い女性にはない知恵と経験があるのです。年齢は、あなたという世界の深さ、豊かさを示す数値です。それはまさに、婚活におけるアドバンテージとも言えるでしょう。年齢を重ねた女性は市場価値が低いなんていう“常識”は、私たちが覆してしまいましょう! ぜひ堂々と、年齢を誇りにしてください。

 

Buck number


 桜野かほり(さくらの・かほり)
1966年生まれ。心理カウンセラー。ビジネスシーンを中心にこれまで8万5千人のメンタルケアを行ってきた。「メンタルヘルスを保つのも男性の胃袋をつかむのも食事(料理)」が信条で、趣味の料理の腕に磨きをかける毎日。実年齢よりも10歳ほど若く見られるのが自慢。