40歳をすぎたあなたが結婚をつかむための17か条

40歳をすぎたあなたが
結婚をつかむための17か条


  第十八回(2019.08.18)

第17条 結婚を手放しましょう

 いよいよこの連載も最終回。さまざまなアドバイスをしてきましたが、最後にお伝えするのは、「結婚なんて手放してしまいなさい!」ということ。逆説的ですが、結婚したいなら、結婚したい気持ちを手放すのです。
 引き寄せの法則を学んだことがある方はピンと来たかもしれませんが、何事も執着していると引き寄せられません。もしもひとりの男性から結婚したいオーラをビンビンに出されて毎日のように近寄ってこられたら、逃げたくなりますよね? あなたが結婚したいオーラを常にまとっていたら、ステキな人だって遠ざかってしまいます。
 それだけではありません。執着すれば力みます。力んだらうまくいかない、最高の力を出せません。だから力を抜くのです、手放すのです。

 私の友人は、子供が欲しくて欲しくて不妊治療をしていました。でも、何度トライしてもうまくいきません。落ち込んで、涙が枯れるほど泣いて、疲れ切ってしまいました。そして、「もう子供はいい。旦那さんとふたり、楽しく暮らしていこう」と決意し、不妊治療をやめました。その半年後のこと。なんと彼女は、妊娠したのです。それも、自然な形で。妊娠・出産への執着を手放したら、それが手に入ったというわけです。
 私も、同じです。20代後半から結婚願望が強く、結婚に執着しまくっていた私。出会いがあれば「この人と結婚したらどうなるかな~」と考え、「結婚できる服」、「結婚できるヘアスタイル」「結婚できる話し方」などの記事があれば紙に穴が開くほど必死に読み、忠実にそれを守る、というようなことをしていました。でも、結果は出ません。
 40代半ばになり、そんな自分が嫌になってきたこともあり、私は長年の思いを断ち切ることにしました。「もう結婚はいい。これからは仕事と趣味に生きよう。楽しく暮らしながら、人の役に立つ活動をしていこう」と決めたのです。そして、婚活もすっぱりやめました。夫と出会ったのは、その1年後のことでした。趣味の延長線上でまったく自然に出会い、自然に結婚へと向かっていったのです。

 友人や自分に起こった奇跡を振り返るにつけ、手放すことは、何かを実現させるために欠かせないプロセスなのだな、と強く思います。最近の若いアスリートの中には、スーッと優勝を手に入れる人がいますが、優勝に執着せず、とにかく自分のやっていることを楽しむという姿勢が功を奏しているのでしょう。
 手放すというのは、諦めることではありません。何が何でもという執念を捨て、自分がすべきこと、したいことを楽しみながら、「きっと大丈夫」と運を天に任せること、だと思います。そうすれば、神様が運命のいたずらを仕組んでくれます。
 私が結婚できず悩んでいたころ、ある人にこう言われたことがあります。
「ひとりにひとり、必ず運命の相手はいるんだよ。あなたにもその人がいるの、この世のどこかに。絶対に出会えるから大丈夫」。
 そのときは信じられませんでしたが、今になってみると、まさにその通りだと実感できます。
 今度は、私からあなたに、その言葉を贈ります。
「大丈夫。あなたには運命の相手がいます。必ず出会えるから大丈夫! その日まで、とにかく楽しく、楽しく、毎日を過ごしていきましょう!」

 

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 桜野かほり(さくらの・かほり)
1966年生まれ。心理カウンセラー。ビジネスシーンを中心にこれまで8万5千人のメンタルケアを行ってきた。「メンタルヘルスを保つのも男性の胃袋をつかむのも食事(料理)」が信条で、趣味の料理の腕に磨きをかける毎日。実年齢よりも10歳ほど若く見られるのが自慢。