40歳をすぎたあなたが結婚をつかむための17か条

40歳をすぎたあなたが
結婚をつかむための17か条


  第十六回(2018.12.28)

第15条 脱・つまらない女

 知り合いのR子さんは、43歳。40歳になる直前から絶賛婚活中ですが、今もなお、誰ともおつきあいしていません。美人でやさしくてかわいらしくて、立ち居振る舞いも素晴らしい彼女です。男性からお声がかかることは少なくありません。誘われてデートに出かけたりしていますが、いつも1~2回お食事しただけで終わってしまいます。
「R子ちゃんは高望みしすぎなんだよ~」と周囲は口々に言います。確かにそれもあるでしょう(高望みと言うよりも、自分にどういう人が合うのかがわかっていないと言うほうが近いでしょう)。しかし彼女のいちばんの課題点は、「つまらない女」だということだと、私は思っています。
 つまらない女だなんて、きついフレーズですね。失礼。でも、これ、婚活はもとより、人とのコミュニケーションにおいてはとても大事なことですので、私はどうだろう? と、自身を振り返りながらこの先を読んでください。

 R子さんは、婚活のセオリーを一通り学んだのでしょう。「さしすせそ」の達人だし相手の話を一生懸命聴くし、服装や髪型だって文句のつけようがありません。
でも、私は彼女が意見を言ったり、自己主張する場面を見たことがないのです。食べたいものを尋ねれば「なんでもいいよ」。行きたいところはない? と聞けば「どこでも大丈夫よ」と答える。人の意見やアドバイスにも黙って耳を傾け、うなずきます。わがままは一切言わず、人に上手に合わせます。彼女が紡ぎ出す言葉はとても耳障りがよく人を傷つけることもありません。
しかし。残念ながら彼女の本音はどこにも感じられないのです。だから、話をしていても盛り上がりません。手ごたえがない会話に終始してしまいます。主体性がないので、常に主導権を握らなければいけないこちらは、疲れてしまいます。結果、一緒にいても「つまらない」と感じてしまうのです。
 女性ならばしとやかに主張せずに、と誰かに教わったのかもしれません。あるいは、社会生活を送る中で、自己主張しないほうが安全だということを覚えてしまったのかもしれません。しかし、1対1の関係性においては、主体性のなさは依存になってしまいます。本音が聞けない会話は時間の無駄使いと思われてしまいます。20代だったらそれもかわいい、になるのかもしれませんが、40歳を過ぎてそのままではキビシイと言わざるを得ません。

 40歳を過ぎた、人生経験をある程度積んでいる男性と対峙するとき、私たちはそれなりの中身の濃さを期待するものです。自分が想像した以上に濃いものが見えたら、俄然興味が湧きます。男性とてそれは同じです。含蓄ある言葉やら鋭い指摘やら、柔らかなギャグやら突然のボケツッコミやら、そんなものを大人の女性には期待しているのです。
 もしもあなたが敢えて自分を出さないようにしているのなら、今すぐに殻を脱ぎ捨ててありのままに振る舞いましょう。自分を出すのが怖いなら、食べたいもの、行きたいところを口にすることから始めてください。40年以上生きてきたあなたには、それなりの蓄積があるはずです。余裕もあるはずです。それをそのまま出せばいいのです。
本来、つまらない人なんてこの世には存在しません。自分をつまらない女にしているのは、ほかならぬ自分なのです。つまらない装いを脱げば、まずは自分がラクになります。その自然体のあなたに、興味を示す人がきっと現れます。

 

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 桜野かほり(さくらの・かほり)
1966年生まれ。心理カウンセラー。ビジネスシーンを中心にこれまで8万5千人のメンタルケアを行ってきた。「メンタルヘルスを保つのも男性の胃袋をつかむのも食事(料理)」が信条で、趣味の料理の腕に磨きをかける毎日。実年齢よりも10歳ほど若く見られるのが自慢。