40歳をすぎたあなたが結婚をつかむための17か条

40歳をすぎたあなたが
結婚をつかむための17か条


  第五回(2017.09.07)

第4条 女磨きは結婚を遠ざける!?

「女子力」なんていうわけのわからない言葉が独り歩きし、振り回されている「自称女子」も多いことでしょう(40歳過ぎて自分のことを女子と呼ぶのは、普通に考えて恥ずかしいのでやめましょうね)。
 美しい容姿に加え、ファッションセンス、家事能力、気くばり力、コミュニケーション能力、愛嬌などなど、イマドキの女性はあまりにも多くのものを求められている……なんて言われていますが、本当にそうでしょうか?

 女性がまだまだ社会で活躍なんてできなかった時代、女性たちが目指すのは、立派な主婦となり母となることでした。だから、花嫁として選んでもらえるよう、料理を習ったり花道・茶道などの教養を身につけていたわけです。お見合いが主流だった当時は、家事やお花ができることが、選ばれる条件のひとつだったのです。それこそが、かつての女磨きであり、それは生きる術でもありました。
 翻って、現代。私たちはどんな生き方をも選べるようになりました。本来、女性は好奇心旺盛で行動力があり、同時にいくつものことをこなせ、順応性が高い生き物。自分の母親たちが我慢してきた分まで人生を謳歌しようと、仕事ばかりかゴルフにお酒にアウトドアにと、あらゆることを満喫し始めたのです。
 そうして、さまざまなことを覚え、楽しむようになった私たち。人生を楽しんで、一流の男性をつかまえる――それが、現代の女性の目標となりました。そのために、仕事も家事の腕も趣味も見た目も向上させなきゃと、せっせせっせと自分に鞭打って頑張っているのです。「これが女磨き」と自分に言い聞かせて。
 ところが、気づけば、恋愛以外に注ぐ時間とエネルギーが増えてしまいました。また、やたらと知識が増えた分、「シャンパーニュの選び方がわからない男なんてNon!」などと言ってのける女性も急増したのです。
 仕事ができて、美しくて、教養もある。料理の腕だって相当なもの。気くばりも欠かさない。女磨きを頑張っている女性は、確かに素敵です。でも、女性としての隙がありません。シャンパーニュ~の例のように、言葉の端々に男性を蔑む態度が垣間見える人もいます。そのような女性に、果たして男性が近づくでしょうか。自分のパートナーにしたいと思うでしょうか?

 何かができるようになることは素晴らしいことです。でも、人が愛される理由は、「可愛げ」です。可愛げは、「できない」「ダメ」な部分にあるのです。バカな子ほどかわいいと言う言葉があるように、どこか抜けていたり、苦手なものがあったり、イメージを壊すようなところがあったりすると、なぜかその人に親近感と好感を抱くものです。あなたが過去に好きになった人にも、きっとそんな部分があったことでしょう。そしてそれこそが、その彼の魅力だったのではないですか?
 女磨きが婚活には必要!と勝手に決めつけているのは、むしろ私たち女性のほう。男性は、女性たちに、完ぺきさなど求めていません。ダメで、できなくて、自分を頼ってくる可愛げを求めているのです。

 というわけで結論です。女磨きなんてしなくていいんです。女磨きしているはずなのに、ちっともご縁がない、という人は、即刻頑張るのをやめましょう。
もちろん、やりたいことを思いっきり楽しむのはいいけれど、婚活のためにあれやこれや頑張る必要なんてありません。容姿に自信がなくたって、ちょっとぐらいシワがあったって、はつらつとした生命力を感じられればそれでOK。シャンパーニュの知識なんて、婚活においては何の役にも立ちません。それよりも、あなたのダメさを認めて受け入れましょう。それが、隙になり、男性から声がかかることが増えるかもしれませんよ。

 

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 桜野かほり(さくらの・かほり)
1966年生まれ。心理カウンセラー。ビジネスシーンを中心にこれまで8万5千人のメンタルケアを行ってきた。「メンタルヘルスを保つのも男性の胃袋をつかむのも食事(料理)」が信条で、趣味の料理の腕に磨きをかける毎日。実年齢よりも10歳ほど若く見られるのが自慢。