書 籍
仕事のストレスをなくす睡眠の教科書
和田 隆 著
四六並製 224頁
定価:1,500円+税
ISBN:978-4-908925-43-6
仕事のストレスをなくす睡眠の教科書
ぐっすり眠り、スッキリ起きる方法
マネジメント発想で、睡眠問題を解決!
疲れがとれない、やる気が起きない、集中できない、すべての原因は睡眠にあった。仕事と人生のパフォーマンスを上げ、最高の自分を取り戻す睡眠技術を徹底解説!
◆ 目次
プロローグ 睡眠をマネジメントする時代
睡眠問題を解決できない2つの理由
睡眠改善とは睡眠をマネジメントすること
実行と継続なくして改善なし
PART1 睡眠の正体を知る―なぜ「よく眠ること」が重要なのか
第1章 睡眠軽視から睡眠重視の時代へ
「お父さん眠れてる?」のインパクト
企業も行政も睡眠に関心を持ち始めた
義務化された運転前の睡眠不足チェック
新入社員だからこそ睡眠教育を
第2章 睡眠不足と不眠が招く重大リスク
睡眠不足と不眠の違いとは
40代は睡眠不足世代
睡眠不足は自分では気づきにくい
睡眠不足と不眠が招く重大リスク
睡眠不足はボディーブロー、後からじわじわ効いてくる
睡眠が不足すると、理性のブレーキが利かなくなる
IT時代は健康危機時代
スマホ依存からスマホうつへ
スマホ首は、首こり肩こりを引き起こす
短時間の睡眠は肥満の原因
睡眠時無呼吸症候群は、あらゆる病気になるリスクを高める
睡眠時無呼吸症候群はCPAP療法で劇的に改善する
「不眠→うつ病→自殺」を防ぐ一言
第3章 睡眠はすべての問題を解決する
平均睡眠時間を1時間長くしただけで体調は劇的に変わる
ストレスマネジメントとはスリープマネジメントである
良質の睡眠はウイルスソフトと同じ
8時間眠ることが重要なのではない――自分なりの睡眠習慣を
確立する
睡眠欲求を満たさなければ自己実現はできない
7か条から12か条に増えた睡眠指針
浸透していない睡眠改善のポイント
残業時間を減らしても、睡眠時間は長くならない
第4章 睡眠負債を返済する
睡眠負債とは
睡眠負債は寝だめでは返済できない
「即爆睡」は睡眠負債の証拠
第5章 睡眠の常識・非常識
睡眠を見える化する
自分の睡眠時間を分解する
睡眠の質や量は、人や年齢によって異なる
なぜ二度寝はよくないのか
推奨される年齢別睡眠時間
長時間睡眠は「ダラダラ残業」と同じ
寝酒が習慣になっている中高年
第6章 「自分の睡眠問題」にアプローチする
ウェブで睡眠状態を簡易診断してみる
朝型タイプか夜型タイプかを知る
睡眠阻害の根本原因にアプローチする
睡眠対策とはメラトニン対策であり、セロトニン対策である
第7章 睡眠のメカニズムを知る
眠りに至る3つのメカニズム
朝日を浴びて体内時計をリセットする――サーカディアン・リ
ズム対策
午後の睡魔を撃退するパワーナップ――サーカセミディアン・
リズム対策
自己覚醒でスッキリ起床――コルチゾール(覚醒ホルモン)
眠りのチャンスを逃さない――ウルトラディアン・リズム対策
なぜ連続睡眠が重要なのか――レム睡眠とノンレム睡眠の役割
勝負は最初の90分
セロトニン生成を促すには
光を好むセロトニン、闇を好むメラトニン
活動の準備を整える覚醒ホルモン――コルチゾール
Mさんからの睡眠相談
Mさんへのアドバイス――「勝ち負け以前、このままでは自滅
です」
PART2 睡眠をマネジメントする―「よい眠り」へのアプローチ
第8章 ストレスをマネジメントする
ストレスと睡眠には深いかかわりがある
セルフモニタリングでストレスを意識する
効率化優先のコミュニケーションの弊害
「よく眠れない」が気づきのサイン(体の反応)
感情への対処もストレスマネジメント(心の反応)
睡眠で依存にブレーキをかける(行動の反応)
ストレス対策の基本は3つの生活習慣の充実
自律神経のバランスを整える
自律神経のバランスを保つ2つの心がけ
ストレスの種類とその影響
ストレス対処、2つのアプローチ
ストレス対処力を高める方法
就寝前の「考え事」は覚醒を促す
ストレス順位表でストレスを管理する
問題解決能力を高めれば不眠も解決する
ストレスと病気の関係
ストレス対処パターンをチェックする
多彩なストレス対処パターンを準備しておく
ストレス状況によって対処法を変える
ストレス反応発生のプロセスを知る
3Kでストレスが消える
第9章 感情をマネジメントする
なぜ感情のコントロールが必要なのか
セルフチェックで感情を可視化する
人間的成長にはマイナス感情も必要
認知再構成法で、自分の感情を受け止める
なぜ認知再構成法が睡眠改善に有効なのか
怒りという感情をコントロールする
不安という感情をコントロールする
第10章 睡眠改善アクション
睡眠効率85%以上を目指す
課題なしの85%、課題ありの85%
睡眠効率を改善する方法
戦略的仮眠で覚醒状態を保つ
就寝のベストタイミングは体温が下がった時
第11章 睡眠のセルフチェックと行動のマネジメント
改善は「できそうなこと」から始める
行動と即時性・確実性の関係
エピローグ 温かい「心の光」を取り戻す時代
◆著者・訳者 和田 隆(わだ・たかし)
メンタルプラス株式会社 代表取締役
ウェルリンク株式会社 シニアコンサルタント
大学卒業後、旅行会社、大手スポーツクラブ運営会社で主に商品企画業務に従事。その後、ストレスが社会問題化する中、心の健康をサポートするため、メンタルヘルスケア業界にキャリアチェンジし、2011年にメンタルプラス株式会社を設立する。現在、メンタルヘルス、ハラスメントを支援する専門家として、カウンセラーをする傍ら、企業、官公庁、教育機関等を対象に1,500回以上の講演、研修実績があり、受講者は10万人を超える。論理的でわかりやすいプレゼンテーション技術に定評がある。近年、正しい睡眠の知識を伝えるとともに、働く人の睡眠状態を可視化して快眠習慣へと導くため、全国で睡眠マネジメントの講演を積極的に行っている。著書に『パワハラをなくす教科書』(方丈社)がある。1級キャリアコンサルティング技能士、シニア産業カウンセラー。
◆装丁者
ランドフィッシュ