書 籍
尿トレ 誰にも言えない尿のトラブル「スッキリ解消!」ブック
医療監修 山西友典
A5判 176頁
定価:1,300円+税
ISBN:978-4-908925-37-5
尿トレ
誰にも言えない尿のトラブル「スッキリ解消!」ブック
尿トレは、人生前向きトレーニング!
尿トレを続けると、「夜中のトイレ」がなくなり、ぐっすり睡眠! 「もれる心配」の気分の落ち込みがなくなる! 「いつもトイレを探す」不安がなくなった! 「人に会うのがおっくう」がなくなった! 長時間の外出、旅行に出かけられるように! 「ひきこもり」が解消された!
尿もれ、頻尿、残尿感、はては失禁……。若いころには想像もできなかった中高年以降のトラブル。40代以上の3人に1人が「尿もれ」経験ずみといわれます。そんな「シモ」のトラブルは、誰にも言えず、相談しにくいもののひとつです。だけど、「治療が必要なトラブル」なのか「生活改善で様子見していればいいトラブル」かの判断は、自分ではできません。そこで本書は、尿のトラブル、仕組み、予防法、ケア用品の最前線まで、わかりやすく紹介します。
◆ 目次
はじめに
早わかり「尿トレ」ポイント
Chapter0
「尿がたどる健康旅」 1杯の水が〝おしっこ〟と呼ばれるまで
Introduction 水は全身を巡る
体に必須の水、ちゃんと飲んでいますか
ゴックンと飲んだ水は喉から胃、腸へ
腸から血液にのって全身へ
腎臓で血中の水から原尿へ
原尿からいよいよ尿へ。尿の誕生!
左右の腎臓から尿管を経て膀胱へ
ためて出してちょっと止めて、いざ放尿!
Chapter1
「みんなの排尿の問題」 中高年から起こりやすい症状や病気
ちょいもれやトイレが近いのは老化?
40・50代、男も女も尿トレ適齢期
身近な排尿トラブルの整理・整とん
男女ともに多い過活動膀胱
「腹圧性失禁」も女性に多い
トイレが近い「頻尿」のいろいろ
女性に多い膀胱炎のふたつの顔
その他の腎臓や泌尿器の病気
排泄に関わる神経や筋肉の障害
排尿トラブルの薬での治療と副作用
尿トレで健康になる!
Chapter2
「排尿トラブルにまつわるデータ集」 みんな「悩んでいた」「困っていた」
尿もれのある人は40代以上で約3人に1人
尿もれで不安なのは長時間の外出
いろいろな自信・意欲をなくさせる排尿トラブル
男性も約3人に1人が尿もれ!
こんな声もありました(家族関係編)
こんな声もありました(おむつ・パッド編)
Chapter3
「みんなの尿トレ」 健康な排尿を続けるためのトレーニング
尿トレ最重要マッスルは骨盤底筋群
尿がためられなくて起こる失禁や頻尿に「膀胱訓練」
まず3カ月がんばる「膀胱訓練」
1 尿意の波を感じ、がまんする
2 排尿間隔を引き延ばす
3 3カ月間、リズムづくり!
骨盤底筋群と体幹(コアユニット)を同時に鍛える
頭の隅に置いておきたい「老嚥予防」
男性の〝キレが悪い〟問題に挑む尿トレ&ケア
「生活必需筋」を衰えさせない生活術
尿トレ効果を高める食事術
冷えとり生活にチェンジ!
尿トレとして欠かせない減量・減塩
ストレスには「解消」より「対処」を
「早寝」のしすぎにご用心
相談することで解決することもある
Chapter4
「『もれても汚してもOK』の生活」 進化しているおむつ、消臭洗剤最前線レポート
おむつやパッドで世界が変わる
80年代、一般向けの大人用紙おむつが登場
90年代、軽失禁用、パンツタイプが登場
おむつを履いてもどんどんアクティブに
男性用も登場。おむつをおしゃれで選ぶ時代に
おむつ・パッドにまつわる抵抗感&安心感
これも切実、尿もれによる〝におい〟の対策
こんなにあるアイテムから使いこなそう!
50代記者たちのドキドキ初体験
おわりに
◆医療監修 山西 友典(やまにし・とものり)
獨協医科大学排泄機能センター主任教授。排尿障害・尿閉、頻尿・尿失禁など、下部尿路障害治療において第一線で治療を行うエキスパート。1982年千葉大学医学部卒業。国保中央病院勤務、千葉大学医学部泌尿器科講師、イギリスシェフィールド大学客員講師などを経て、2001年獨協医科大学泌尿器科助教授に。2007年同准教授、2009年同教授、2016年より現職。日本泌尿器科学会専門医、指導医、代議員、監事。日本排尿機能学会代議員、理事。日本老年泌尿器学会評議員。日本夜尿症学会常任理事。日本自律神経学会評議員。