書 籍
お金が増える不思議なお金の話
佐藤治彦 著
四六並製 192頁
定価:1,400円+税
ISBN:978-4-908925-30-6
お金をケチらないで暮らすと
不思議とお金が増える
マネーエッセイの誕生です!
お金をケチらない。つまりお金は使えば使うほど、豊かになるーー。経済評論家であり、お金のストーリーテラーの佐藤治彦さんが、「心を豊かにすれば、お金も豊かになる」をテーマに描く、新しい「トクする」マネーエッセイの誕生です。
佐藤氏は言います。「お金というものは、人の心を映し出す鏡のようなものかもしれません。そんなお金という鏡に映ったいろんな事がらを書いた本になりました。読んでいただくと、ちょっと楽しく、お金と上手に付き合って増やすコツも身につくように書けました」。
お金と人間にまつわることを、著者が若いときに体験した難民キャンプの話から、天丼をいかに安く食べるか、ペリエをいかにおトクに買うかまで、お金と人間にまつわる細かすぎるお金の話が盛りだくさんです。
本書のここに注目!
01 激安パックツアーで行くイタリアのレストランのパスタが、サイゼリヤのパスタよりまずい理由
→安い金額で団体客を受け入れられる店=安くて、流行ってない店、つまり、まずい店しかないのです。
02 佐藤青年が、金券ショップで1万円の商品券を買って50円の「ガリガリ君」を買う理由
→金券ショップでは97パーセント価格で買えるため、買えば買うほどトクしてしまうシステムが存在します。そかも佐藤流リピート増殖法も紹介します。
03 「天丼てんや」では毎月18日しか天丼を食べない理由
→18日は「てんやの日」、この日だけ、500円が390円になる「サンキュー天丼」が発売される。さらにスタンプが2倍となる水曜日が重なるゴールデンクロス「てんやの日」では、驚きの価格の天丼を食べる方法があった。くどすぎるぐらいの説明あります。
04 電車ではなく、移動手段は必ずバスを使う理由
→電車と違って空いてるし、プリペイドカード時代は15パーセント引きで乗り、ICカードになると約1割引となり、いろいろ駆使すれば(ここ、ものすごく細かく描かれてます)1回56円でバスに乗れる方法があります。
05 500円のワインより、2000円のワインを断然安いと思う理由
→ワインはがぶ飲みでいいと思うけれど、500円のワインでうまいのは1割程度。あとはほぼまずい。つまり失敗品をつかんでばかりの日々となる。ならば2000円のほぼ確実にうまいワインを飲むほうが、実は断然安上がりなのです。
06 マンションの2階に住み続けるおトクな理由
→高層マンションの高層階ではお目にかかれない桜を見られて、火事になっても飛び降りれるし、エレベーター点検の日でも階段で降りられるし、11階の人は年に1日分エレベーターに乗っている計算になる。つまり高層階は、お金以外もすべてがもったいないのです。
◆ 編集者からひとこと
著者の佐藤治彦さんはいいます。「考えてみると、人というのは建前とホンネを行ったり来たりしながら生きていくものだと思います。しかし、ことお金の廻りに関しては、いつもそこに本音が映し出されているような気がしています。一生懸命に働いて得たお金ですから、そうなるのも当然です。だから、お金にまつわる事柄は、人の心を映し出す鏡のようなものかもしれません。
そんな鏡に映ったいろんな事柄を書いた本になりました。方丈社の担当の小村さんは『マネーエッセイっていう新しいジャンルになりましたよ』と言ってくれます。みなさまの読んでいただくときが、微笑、苦笑、ときには大笑いとともに、ちょっと楽しい時間になっていただけるといいなあと思います。
そして、楽しみながら、知らないうちにお金と上手に付き合っていくコツ、増えるコツも身についているように、書かせていただきました。中には反面教師ということもあると思いますけれど。
みなさまからの感想をお待ちしています。Twitterやブログなどネットに書き込んでいただければ、きっと読ませていただく機会もあると思います。もちろん、お手紙でいただけるのも、たいへん嬉しいです」。読んでトクするマネーエッセイをお楽しみください。
◆著者 佐藤治彦(さとう・はるひこ)
経済評論家
東京生まれ。慶応義塾大学商学部卒業。東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行を経て、金融誌記者、国連難民高等弁務官本部での国連ボランティアなどを経て独立。経営コンサルタント、放送作家などを経て現職。主な著作に『年収300万〜700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』『年収300万〜700万円 普通の人がケチらず貯まるお金の話』『本当にお値打ちな海外パックツアーの選び方・楽しみ方』(以上、扶桑社)、『若いサラリーマンが知っておきたいお金の教科書』(大和書房)、『ええじゃないか!』(オーエス出版 テリー伊藤氏との共著)、『アジア自由旅行』(小学館 島田雅彦氏との共著)など。