方 丈 社

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「メイド・イン・フクシマ恋愛映画」誕生物語
それは、素人プロデューサーの素朴な夢から始まった。
県が予算を支出し、新進気鋭の監督が自由に映画を作る。この、前代未聞のプロジェクトは、誰もが狐につままれた雰囲気の中で出発した。案の定、開始早々、機材、人材、予算と難題続出。そのたびに、関係者は駆けずり回る羽目に！　「よくもまぁ、こんな無茶なことを」とあきれていた周囲の人々も、いつしか巻き込まれ、映画作りにのめり込んでいくこととなる。本書は、そんな秘められた映画誕生の物語を描き出す、「素人プロデューサー奮闘記」である。

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◆著者　沼田 憲男（ぬまた のりお）

1947年、東京都に生まれる。71年、早稲田大学政治経済学部を卒業し、日本経済新聞社入社。景気・金融分野の記者として活躍。91年から２年間、第3次臨時行政改革推進審議会の故鈴木永二会長の秘書。94年に退社、沼田事務所を設立。中国ビジネスに関するコンサルティングをしながら日中友好に尽くす。中国の植林事業を支援する小渕基金設立に貢献。2008年の北京オリンピックを境に、活動の軸足を過疎化の進む日本の地方に移す。著書に、「中国で儲けた人が絶対に話したくない話」（講談社）、「日本海から希望が見える」（情報センター出版局）がある。