おカネはケチらないほうが溜まる本当の話

おカネはケチらないほうが溜まる
本当の話

おカネをケチらない。つまり、おカネは使えば使うほど、おカネは貯まるーー。いや、禅問答ではありません。その答えは、経済評論家であり、「細かすぎるおカネの話」を始めたら止まらなくなる「おカネのストーリーテラー」の佐藤治彦さんが、ていねいに教えてくれます。「心を豊かにすれば、おカネも豊かになる」をテーマに掲げ、グルーブ感たっぷりの文章で、さあおカネの話、始まります。



  第十四回(2018.05.07)

お礼とお知らせ


みなさま、こんにちは。

 いつも「オカネはケチらないほうが溜まる本当の話」を読んでいただきましてありがとうございます。
 生まれて初めて好き勝手に書かせていただきました。好きなことを書かせていただきましたが、経済評論家が書いてる文章として、お金のことをいつもどこかで意識して書かせていただいて、もう1年になりました。
 で、前回の文章で最終回とさせていただくことになりました。書かせていただいた文章は推敲し、削ったり増やしたりして、新しく文章も山ほど書かせていただいて、1冊の単行本としてまとめていただけることになりました。
 それが、5月21日に方丈社から発売される『お金が増える不思議なお金の話〜ケチらないで暮らすと、なぜか豊かになる20のこと』です。文平銀座の寄藤文平さんと北谷彩夏さんのデザインでおしゃれに仕上がりました。定価は1400円+税です。どうぞよろしくお願いします。

 考えてみると、人というのは建前とホンネを行ったり来たりしながら生きていくものだと思います。しかし、ことお金の廻りに関しては、いつもそこに本音が映し出されているような気がしています。一生懸命に働いて得たお金ですから、そうなるのも当然です。だから、お金にまつわる事柄は、人の心を映し出す鏡のようなものかもしれません。
 そんな鏡に映ったいろんな事柄を書いた本になりました。方丈社の担当の小村さんは「マネーエッセイっていう新しいジャンルになりましたよ」と言ってくれます。みなさまの読んでいただくときが、微笑、苦笑、ときには大笑いとともに、ちょっと楽しい時間になっていただけるといいなあと思います。
 そして、楽しみながら、知らないうちにお金と上手に付き合っていくコツ、増えるコツも身についているように、書かせていただきました。中には反面教師ということもあると思いますけれど。

 みなさまからの感想をお待ちしています。Twitterやブログなどネットに書き込んでいただければ、きっと読ませていただく機会もあると思います。もちろん、お手紙でいただけるのも、たいへん嬉しいです。この1年、私の連載を読んでいただいて本当にありがとうございました。
                   2018年5月   佐藤治彦

 


佐藤治彦(さとう・はるひこ)
経済評論家、ジャーナリスト。
東京都杉並区生まれ。東京都立富士高等学校普通科卒業、慶応義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。大学卒業後、銀行員、金融誌記者、放送作家、経営コンサルタント会社勤務を経て独立。趣味は音楽鑑賞、海外旅行。

主な著作
「年収300万~700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話」(扶桑社)
「普通の人が、ケチケチしないで毎年100万円貯まる59のこと」(扶桑社)
「お金をかけずに 海外パックツアーをもっと楽しむ本」(PHP)
「日経新聞を「早読み」する技術」(PHP)
「知識ゼロからの為替相場入門」(幻冬舎)共著
「ガイドブックにぜったい載らない 海外パック旅行の選び方・歩き方」(アスペクト)
「ガイドブックにぜったい載らない 海外パック旅行の選び方・歩き方  〜 さらに超役立ち旅テク編」(アスペクト)
「アジア自由旅行」(小学館)島田雅彦氏との共著
「ええじゃないか!」(オーエス出版)テリー伊藤氏との共著
「お金で困らない人生のための金融商品五つ星ガイド」(講談社)
「使い捨て店長」(洋泉社)編著……ほか多数