月の心理占星術 番外編

『占星術と時代精神~2020年を生きるヒント』

 『月の心理占星術』というタイトルで、今年前半はWEBマガジンの連載を書いてきましたが、「毎年出版している月の満ち欠けムーンダイアリー執筆のため、半年ほどお休みをいただいてしまいました。その仕事もやっと一段落したので」また今月から連載を再開させていただきます。
 基本は個人の「月の星座」に焦点を当てた、よりパーソナルな占星術連載ですが、年末が近づくと私たちは1年の区切りとして、新年がどのような年になるのかが気になります。それで今回は「月」についてというより、2020年に起こる天体現象が時代にどんな影響を及ぼすか、占星術で時代を読み説くという遊びをしてみたいと思います。いわば番外編です。

 占星術は星座や惑星のシンボリズムを使って、個人の内的世界や外的世界で起こるさまざまな出来事を予測します。と同時に世の中の動向や流行、時代精神などを読み解いていくアプローチでもあります。時代精神(独語でツァイトガイスト)とは、ある時代に支配的な知的・政治的・社会的動向を表す全体的な精神傾向をさします。個人に与える星の影響というより、世の中や時代そのものに働きかける星の動きに注目して、どうすればこれからの時代をしなやかに、そして創造的に過ごしていけるかを想像してみるのも興味深いものです。
 「太陽」や「月」は、パーソナルな惑星です(占星術は天動説の世界観で成り立っているので、太陽も月も地球を巡る惑星と呼びます)。それに対し、木星以降の動きの遅い惑星は、特定の年や時代のムードを作ります。

 2019年12月3日「木星が山羊座に入座します」
 占星術で最大のラッキースター、天のサンタクロースと呼ばれる木星が、射手座から山羊座に移動します。木星は約1年間に渡りその期間の世の中の動向やブームに影響を及ばします。険しい山の斜面を、頂上に向けて確実に上っていく山羊の姿を思い浮かべてください。地の星座である山羊座は、社会性があり野心的で、目標を達成することに喜びを感じます。向こう1年間は、責任感と忍耐力、時間を有効に使うセンス、常識や伝統を重んじる心、自分を律するストイックさといった、山羊座的なスキルと資質を培うことが、幸運への近道となるでしょう。これは言い換えると、あなたの中に「山羊座」を住まわせるということかもしれません。野心も忍耐力もないという人は特に、こういった山羊座的スキルを自分のものにするように努力してみましょう。あなたの周りにいる「デキる山羊座の人」を意識し、マネをしてみるのもアイデアです。
 山羊座の木星はあなたに「やりたいこと」より「出来ること」は何かと、問いかけても来ます。「義務と責任」や「システムや構造」も山羊座的なキーワードです。より実用的な方法であなたの夢やビジョンを実現するための、新しいルールやシステムを考えてみるのもよいでしょう。物事がうまく機能するためのマイルールを見つけられたら、しめたものです。
 ささやかでもいい。「出来ること」を積み重ねていくうちに、社会の中で自分の居場所を見つけることができます。仕事で確固たる地位やキャリアを築くことも意識してみましょう。人から認められることで私たちは自信をつけ、さらに成長することができます。とはいえこの星の動きは、能天気に人生を謳歌すればよいという感じではないので、時々あなたを支えている倫理観が揺らぎ、「真面目に努力してもバカを見るだけだ」という悲観的な気分に陥ったり、人に厳しく自分に甘くなったりすることもあるでしょう。
 2020年は個人的にも社会的なレベルでも「何をしなければならないのか」「どの規則を守らなくてはならないか」「自分の職務はどこにあるのか」という疑問を抱く状況がたくさんありそうです。山羊座はまた「伝統」を司る星座でもあります。「伝統」とは「後世に残るもの」です。すぐに結果が出ないからと言って、すべてを投げ出してしまわないように。自分という人間の働きが後世へとつながり、ひいては「伝統」の一部になる。そんなイメージで、木星が山羊座から去るまでの期間を過ごしてみましょう。
 かつて木星が山羊座を運行した期間を思い返してみるのも一興。木星は約12年に一度、山羊座に帰還します。
2007年12月18日~2009年1月5日
1996年1月4日~1997年1月21日
1984年1月20日~1985年2月6日
 これは過去に木星が山羊座を運行していた期間です。この間、あなたにはどんなことが起こったか。視野が広がるような出来事はなかったか。それを思い返してみると2020年を生きる指針が見つかるかもしれません。

 また2020年の終わりには、占星術でグレートコンジャンクションと呼ばれる星の配置が起こります。山羊座を運行する木星は、次の星座である水瓶座に進み、土星と会合。このあたりから時代のムードも変わってきます。

2020年12月22日「木星と土星のグレートコンジャンクション」
 占星術では対極的な作用を持つ木星(拡大・開放する力を象徴)と土星(規律・制限がキーワード)。この2惑星は約20年毎に会合します。これをグレートコンジャンクションと呼びます。これは人類が進化するための建設的なサイクルで、世界の歴史を形作る作用があります。まずこの組み合わせは相反する力がぶつかり合うことから始まります。ある種の衝突や崩壊を経たのちに、解放、建設へと進みます。政治や経済シーンでも、従来のシステムが変革を余儀なくされる時期です。私たちは窓辺に座りながら、世界が大きく動くのを眺めることができるはずです。
歴史をひも解くとベルリンの壁が作られた1961年夏は、山羊座の終わりで会合、そして壁の崩壊は1989年11月で、木星(蟹座)、土星(山羊座)がオポジション(180度)のときに起こりました。また1981年1月、イラン米大使館人質事件の開放は、天秤座での木星と土星の会合時でした。その翌日、アメリカではレーガン大統領就任、3月には狙撃されて重傷を負うという事件も。この年は木星と土星の会合が数か月にわたって続き、6月には中国共産党による「文化大革命」が完全に否定される発表がなされたりもしています。ひとつ前のサイクルの2000年に目を向けると、初の南北朝鮮首脳会談が開かれ、アメリカでは歴史的大接戦の末に、共和党ブッシュ氏が大統領就任。中東ではパレスチナ騒乱が拡大し、それまでの中東和平プロセスが事実上崩壊寸前に追い込まれました。一方、日本では介護保険制度がスタート、また日銀がデフレスパイラル回避のため、それまでのゼロ金利政策を解除したことも記憶に残っています。
また4年毎に行われるアメリカ大統領選挙ですが、木星と土星のグレートコンジャンクション時に選出された人は、在任中、何らかの憂き目に遭うことが多いようです。
1860年 アブラハム・リンカーン 暗殺
1880年 J.A.ガーフィールド 暗殺
1900年 ウィリアム・マッキンレー 暗殺
1920年 ウォーレン・G・ハーディング 心臓発作(毒殺説あり)
1940年 フランクリン・D・ルーズベルト 脳出血
1960年 ジョン・F・ケネディ 暗殺
1980年 ロナルド・レーガン 襲撃されたが助かる。
2000年 ジョージ・W・ブッシュ 例外的に大きな事件は起こらず、爆発しない手りゅう弾を投げつけられた程度で存命。

今回の木星・土星の会合が起こる直前、アメリカでは11月3日に大統領選挙が行われます。この時期、木星と土星は山羊座の最後をゆっくりと進みます。グレートコンジャンクションが起こる年に就任する大統領には、何らかの悲運がついて回るというジンクスを払拭できるかが見ものです。
 さて今回の木星と土星の会合は、自由を愛し改革精神を持つ水瓶座の0度で起こるのが特徴です。過去の社会的、政治的、経済的な構造を壊し、新しいシステムを再構築するというテーマが、あらゆる分野で模索されるでしょう。水瓶座は組織に属さないアウトサイダーの一面を持つ星座。社会から疎外された人々の中から、新しい何かが生み出される可能性もあります。恐らく次の20年間で、社会や経済を大きく変えるのは「部外者の視点」かもしれません。
 人類は自分を守るために壁や城壁、ひいては国家や法律を作ってきました。2020年の終わりに起こるグレートコンジャンクションが、権威ではなく「人間」が主役となって社会や法を改正していくきっかけになればと願ってやみません。 
星座や惑星のシンボリズムを使って、過去に同じ星の配置があった時代に何があったかを検証しながら、未来を予測することは刺激的な遊びでもあります。占星術とは過去・現在・未来を縦横無尽に行きつ戻りつしながら、“星の言葉”を詩的に、メタフォリカルに翻訳していく知の技法だと私は思っています。



以下は2020年の各星座の星占い。年が明けてからも読めます。
これは「月星座」ではなく、通常の〇〇座生まれ、つまり「太陽星座」で見ます。


2020年の各星座の展望

牡羊座

 2019年12/3以降、幸運の象徴・木星は牡羊座の天頂で輝き、あなたの仕事運を底上げしてくれます。責任のある仕事に抜擢されたり、独立の機運が高まったりします。かなりハードワークが予想されますが、頑張ればちゃんと成果を上げられる時期。とはいえあなたの足を引っ張る人物の暗躍も。敵か味方かを見分ける冷静な目を養いたいものです。対人面では敵を作りやすい傾向もある年。仕事仲間や後輩などへの責任感を自覚すると、無用な争いを避けることができます。何事も最短距離で進もうとせず、一歩引いて嵐が過ぎるのを待つ、という冷静さが加われば、2020年は自分史上、記念に残るような仕事が出来るはずです。リスクを覚悟の上での独立もあり。
 歴史を刻む伝統が息づくものに目を向けると、よいアイデアが湧いてきます。伝統を踏襲しつつ新しいもの生み出していく、つまり伝統VS革新が、この先一年のテーマにもなります。

★ラッキーデー 牡羊座の新月 3月24日 18:29


牡牛座

 年末に大きな星の動きがあり、2020年の牡牛座の展望は明るく輝いています。“旅と冒険”は向こう1年間の大きなテーマです。牡牛座は目の前の現実に囚われがちですが、5年10年先に自分がこうなっていたい理想のライフスタイルをイメージして、第一歩を踏み出しましょう。また牡牛座を長期的に運行する天王星は、あなたが考える「安全」「安心」の概念を大きく揺るがします。「これくらいお金があれば生活も安心できる」という考え方が変わるような出来事もあるでしょう。新しいことに挑戦するよい機会です。専門知識や技術を身につけたり、資格取得をめざしたりするのもよいでしょう。またインバウンド需要を見越した転職にはツキあり。
 休暇を利用して初めての国や場所に旅に出る、また海外で何かを学ぶワークショップなどに参加するのも世界が広がりそう。期待に胸が膨らむ1年ですが、金銭面、特に投資色の強いものには注意が必要でしょう。

★ラッキーデー 牡牛座の新月 4月23日 11:27


双子座

 2019年はさまざまな選択肢が増えると同時に、相手の都合で振り回されることが多かったのも事実。12月に入ると流れが変わり、集中力が増します。対人関係のストレスを減らし、一人で過ごす時間を増やすと大きな実りがあります。2020年は敢えて表舞台に立たず、一歩引いて物事の背後にある“人の想いや動機”について考えを巡らすと、今まで気づかなかったことが見えてきます。向こう一年は“軽やかな双子座”から“思慮深い双子座”へと変身を遂げてみて。仕事でも思いつきで動くのではなく、ちゃんとマーケティングや市場調査などをしてみることです。だれかを支えてあれこれ策略を練る参謀役を引き受けると、プロジェクトがうまく進む予感。
また金銭面では資産運用、税金対策などを行う好機。健康面では泌尿器系や婦人科系疾患に注意。そして年末に訪れる幸運期に備えて、自分自身を見つめる機会を持つと、2020年を有意義に過ごせます。

★ラッキーデー 双子座の新月 5月23日 2:40



蟹座

 「人は一人では生きていけない」ということを、2020年は実感する年になるでしょう。既婚者も独身の人も「結婚」が大きなテーマになります。パートナーとの関係性を見直す必要性に迫られる人も。人は他人を鏡として「自分」に出会います。あなたのよい面を見出してくれる人もいれば、ネガティブな面ばかりを引き出す人もいます。20公私共に「だれとパートナーを組むか」で、人生がバラ色にも灰色にもなるという星回り。あなたの隠れた才能や魅力を引き出してくれる人とコンビを組めば、今までにない充実した一年になります。まず人に対する先入観を捨てること。好き嫌いを超えて不思議な化学反応が起こる相手を見つけ、まだ見ぬ自分と出会えれば最高です。
 健康面では気づかぬうちに体に負荷がかかる時期。自分に甘くなりダイエットが続かずに落ち込む人もいます。この1年は、あなたにとっての“アメとムチ”を上手に使い分けながら、心身共に健康に過ごす術を見つけたいものです。

★ラッキーデー 蟹座の新月 6月21日 15:43


獅子座

 2019年も終わりに近づくと、あなたを取り巻く環境が少し様変わりします。獅子座は企画力があり、物事の全体図を描くのが得意な星座ですが、これから迎える2020年はむしろ細部にこだわることが要求されます。何気なく行っていた作業の完成度を高める努力もしてみましょう。今後1年は自分のやりたいことより、周りから求められていることを察知して動くことで、人生が開けていく星回りです。人間関係も然り。人との繊細なコミュニケーションを心がけたい1年です。相手の顔色を読み、不要な発言で敵を作らないこと。まるでジグソーパズルのピースを埋めるように、小さな作業を疎かにせず、与えられた仕事をちゃんとこなすうちに、幸運が近づいてきます。
 ベストなタイミングでよい仕事をするには、健康管理も大切です。体力をつけると同時に、メンタルも強くなるスポーツや健康法を見つけましょう。また植物とのふれあいもあなたを癒してくれます。

★ラッキーデー 獅子座の新月 8月19日 11:43


乙女座

 乙女座は自分の考えや行動がだれかの役に立てたとき、喜びを感じる人たちです。物事がちゃんと機能しているかどうかが気になり、つい人のサポートに徹してしまうことも。年末に幸運の木星が動き、今後1年間、乙女座にエールを送ります。2020年は、あなたが「主役」になれることを考えてみましょう。複数の星があなたの中に眠る創造性を刺激します。文章やモノ作りなどにも、星の恵みがある期間。自営業の人は新規開拓や営業などを行うと、目に見える結果が出せます。また仕事を離れて思い切り遊ぶのも幸運の鍵に。旅やレジャーで心が解放されると、新しいことに挑戦する勇気も湧いてくるはず。将来を見据え、全く未知の業種に転職する人もいそうです。
 今までつき合ったことがないタイプの人との出会いも予想されます。魅力的なんだけどどこかいい加減な人たちと、うまく線引きをしながらつき合うコツを身につけたいものです。

★ラッキーデー 乙女座の新月 9月17日 20:01


天秤座

 2020年、天上の星々はあなたに「外の世界にばかり気を取られていないで、自分の足元を固めよ」とメッセージを送ります。2019年の12月に大きな星の動きがあり、「家」や「家庭生活」にスポットライトが当たります。この先1年間、家はあなたにとって仕事などで傷ついた心を癒し、疲れた体を休める大切な場所になります。仕事は変化を求めず、現在の業務や職場を大切に。仕事仲間との信頼を深め、いざというとき味方になってくれる人を見つけておくと、困難なことも乗り越えられます。また同時に大切な友だちや同僚を「守る」アクションも起こしましょう。人間関係には変化が多く、決別する人たちもいます。本当に縁がある人とは、深い絆が結べる時期です。
 スランプに陥ったら、料理や掃除にはセラピー効果があります。家の改修、特にキッチン回りを使いやすくし、家庭料理で人々をもてなす機会を作るのもよいアイデア。家族再生も2020年のテーマです。

★ラッキーデー 天秤座の新月 10月17日 4:32


蠍座

 2019年の蠍座は、少し安定路線に終始した傾向があります。人は大人になるとその好奇心を、「仕事や生活の役に立たないかも」と封じ込めてしまうようです。年末になったら心の扉を開き、あなたの心が「面白い!」と震えるものを、少々ミーハーに追いかけてみたい。そして2020年は、あなたの中の“若い魂”を解放してあげて欲しいのです。夢中になれるものがないと嘆く人は、安・近・短を鍵に旅に出るのもおすすめです。本業以外に趣味を副業にするアイデアも試してみましょう。ひとつのことに集中するというより、あれこれと手を出してみるうちに、やがては興味が絞られてくるはず。仕事にも新しい要素を加え、お試し期間を設けて様子をみてはいかが。
 恋愛に限らず、気の合う異性の友人を見つけるよい機会です。パートナーに「重い相手」と思われないためにも、間口を広げて遊び友だちを増やしてみて。経済的な変化がある人もいますが、時代の流れを読み、新しい収入を得る手段を考えてみたい1年です。

★ラッキーデー 蠍座の新月 11月15日 14:08


射手座

 約1年間続いた活動期が、2019年12月上旬に終わります。年末~年明けにかけては、しばしの休息期間です。五感を開放して“心と体に快適なこと”をするうちに、エネルギーが満ちてきます。2020年は過去1年間を振り返り、その間に起こったことや出会った人々との縁を考えてみるとよいでしょう。そう、2019年は射手座にとって“小さな種”が蒔かれた年です。やや前のめりな射手座には、過去を振り返る行為が苦手です。蒔かれた種がちゃんと芽吹くように、2020年は丁寧に毎日を過ごしたいものです。仕事も現在の状態をよりよく「維持」していくことが、明るい未来につながります。何事も“続けていくこと”の大切さを知る1年になるでしょう。
 また美しいものをたくさん見て、審美眼を養う。五感を意識して、心と体が悲鳴を上げるほど頑張り過ぎないように気をつけましょう。各種保険の見直し、資産運用、不動産購入にもツキがあります。

★ラッキーデー 射手座の新月 12月15日 1:18


山羊座

 2019年12月3日に幸運の象徴・木星が山羊座に入ると、約1年続く幸運期の幕開けです。とはいえ春までは責任と重圧の星・土星も山羊座を運行中。この2つの惑星の組み合わせは20年に一度。ということはあなたの人生でかなり大きな選択をする年になるかもしれません。世の中の仕組みが大きく変わろうとしています。その余波をだれよりも山羊座は受け、自分の人生の舵取りを迫られます。あなたを縛っているのは、案外、自分自身なのかも。「私には向かない」「それって非現実的なアイデア」という先入観を捨てること。行動半径を広げ、新しい発想に身をさらすと、運命の扉が開きます。
仕事・愛情・人間関係など、すべてにおいて古い殻を破り、新しく生まれ変わるよい機会。一見、不運に思えることが、幸運の種を宿しています。春以降は独立や起業、旅行など、環境を変える試みを。あなたの発展を邪魔する動きもありますが、しなやかにかわす術を身につけて。健康面には負荷がかかる時期。自己管理が鍵となります。

★ラッキーデー  山羊座の新月
2019年12月26日 14:07   2021年1月13日 14:01


水瓶座

 2020年はいろんな意味で「準備」の年になります。まず3月22日に責任と重圧を象徴する土星が水瓶座に入ります。この星は社会の中で自分だけが阻害されることへの恐れがあなたの中にある事を、様々な出来事を通じて自覚させてくれます。テクノロジーが、私たちの生活を新しい方法でコントロールする時代が始まります。新しいテクノロジーを使いこなす力を身につけ、あなたの個性をちゃんと発揮できるように努力すること。現実と折り合いをつけ、目に見える結果を出すというのもこの年、あなたに課せられたミッションです。実は年末には12年に一度の幸運期がやってきます。時間をかけてあなたの人生に必要のないものを手放し、身軽になる「準備」を。
 アートとボランティア活動は幸運の鍵です。また「敵に塩を送る」との故事にならい、仕事の天敵や意地悪な上司であっても、困っている相手には救いの手を差し伸べて。慈悲の心が運を開くきっかけに。

★ラッキーデー 水瓶座の新月 1月25日 6:43


魚座

 2020年は個人の利益を超えた、より大きな目標や希望が育つ時期です。世の中には育った環境や経歴、また世代も違うのに通じ合える人々がいます。「仲間」と呼べる人々に出会えたら、あなたの未来はもっと明るく輝きます。目標や価値観を共有できる人々とネットワークを築くことが、2020年の大きなテーマです。たとえばそれぞれの知識や技術を持ち寄って、小さな会社を設立するとか、趣味のサークルや協会などを立ち上げたりするのにもよい時期です。仕事の環境や人間関係に悩む人ほど、利害の絡まないプライベートな人脈を築く努力を。友情を感じられる“居場所”があれば、「仕事は単なる生活費稼ぎ」と割り切ることもできるようになります。
 人間関係全般を見直すよい機会です。恋愛や結婚に関して「こうあるべき」という考えは捨てること。相手の自由を尊重することで愛が育まれます。何事も「正しいかどうか」ではなく「面白いかどうか」を基準にすると、2020年をしなやかに乗り切れるでしょう。

★ラッキーデー 魚座の新月 2月24日 0:33

 


岡本翔子(おかもと・しょうこ)
心理占星学研究家。ロンドンにある英国占星学協会で、心理学をベースにした占星術を学ぶ。英国占星学協会会員。占星術と料理、コスメ、旅などを組み合わせたコラムを『CREA』『美ST』『料理通信』『ESSE』などの雑誌連載を中心に執筆。また『完全版心理占星学入門』(アスペクト)、『「月のリズム」で夢をかなえるムーン・マジック』(KKベストセラーズ)、『占星学』リズ・グリーン著(青土社、鏡リュウジ共訳)、『月のリズムで暮らす本』『月の大事典』テレサ・ムーリー著(ヴィレッジブックス、監訳)『ハーブ占星術』エリザベス・ブルーク著(東京堂出版、翻訳・監修)など、著書・訳書多数。月の満ち欠けカレンダーを記し、月のリズムを生活に生かすヒントが満載のダイアリー『MOONBOOK』は、2004年から15年続く静かなロングセラーとなっている。またウェブマガジン『CREA WEB』(文芸春秋)にて『岡本翔子の日めくり MoonCalender』を連載。いずれも数多くのファンを得ている。モロッコの砂漠で見る月に魅せられ、一年の約2か月をマラケシュで暮らす。2010年より不定期に三越旅行や風の旅行社と組んで「月の砂漠ツアー」を行っている。
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岡本翔子オフィシャルサイト http://www.okamotoshoko.com
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